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若い頃、担当した仕事でビックリしたことがあった。きじひき高原・見晴台公園の牧場まつり焼肉会場を整備するために土工事を行った時のことです。表土の下から出てきたものは赤茶色の「火山石」。それも大きな岩のような塊がゴロゴロ。土の中にあるので風化せず硬かった。先輩に聞けば、数キロ離れた所にそびえる駒ケ岳の噴火石だという。風向きが旧大野町方向だったのでしょう。
その駒ケ岳は、昔は円錐形の火山で、高さが1,700mあった。それが3〜5万年ほど前の大噴火で現在のような姿になったという。同時に、大沼・小沼・じゅんさい沼も、この噴火によってつくられたと言われている。
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現在の駒ケ岳の高さは1,131m、すぐ後ろの砂原岳が1,113m。この二つの山と湖沼が絶妙の背景となり、大沼国定公園の紅葉を引き立たせている。
大沼森林公園の中にある大沼国際セミナーハウス、この敷地には色鮮やかな紅葉となる木がたくさんある。特にもみじの葉は、鮮やかな赤色、黄色、やまぶき色、若緑が、折り重なるように美しさを競う一番を争う人気スポットです。
大沼の周回散策路一周約16キロを歩くと、カエデ、カシワ、ナラなどの落葉樹が七色に森を染めている。秋風の木々をゆらす音が、色彩を一層引き立たせている。紅葉観賞は歩いて見るのが一番。車で観賞は、見逃しが多い。
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大沼には、大小126の島があるという。さらに、島と島を結ぶ橋が18ケ所ある。この島々の秀峰・駒ケ岳をバックした紅葉は、絵画を観賞している気分にさせてくれる見事なものです。橋も太鼓橋が多く、これも紅葉を引き立てる役目をしている。
大沼には、観光遊覧船、モーターボート、手漕ぎボートなど楽しめるものがある。湖水から眺める紅葉も、楽しんでみてはいかがですか。見頃は10月中旬から下旬、来年の日程表にゲットです。
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