■施設訪問で勉強させられたあ
会では、畑を所有している数人から、無償で大切な土地を借りています。更に耕運機等の農機具を無償で貸してくれている方もいます。こういう方に感謝するために、老人の福祉施設を訪問しお礼に替えさせていただくことにした。
この話を施設に持ち込みますと、実際に試食してから指示を与えたいということになった。そばなら誰でも知っている。いまさら試食などしなくてもわかるはずなのに、と私たちは思いました。
ところが、試食会を開いて、施設の職員、栄養士さんの言葉に納得しました。
お年寄りは、食物を喉につまらせたら大変という。先ず麺のの固さ、太さをしっかりチェックしておかなければならないという。
又、お年寄りのお腹のことを考えると、冷たいそばはチョット無理だという。更につゆも食べやすいように少し甘みがあればよいという等々。
まてよ、当会はもりそば一辺倒の頑固会。温かいそばをだしたのでは当会の趣旨に合わないではないか。
そこで無理にお願いしてもりそばOKとなった。しかし、今考えてみると、こんな無理を通したことに反省をする必要があります。
何はともあれ、お年寄りの立場になって細かいところまで注意を払い、食事を作る栄養士さんたちの心温まる配り方に、私たちは考えさせられました。
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