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脚気予防食として発展?した江戸蕎麦
江戸時代、江戸の人口100万人に対し、蕎麦屋が3,700件。東京の人口1,300万人に対し、蕎麦屋は江戸と同じ数だいう。
どうしてそんなに蕎麦屋が繁昌したんだろう。小さい頃、「脚気」の病気・流行しましたよね。白米を食べ過ぎるから、と言われたの憶えていますか。この「脚気説」を唱える人もいるんです。
雑誌によれば、江戸の庶民は白米しか食べなかったという。そのため当時「江戸患い」といわれるほど「脚気」が流行。その対策として、ビタミンB1を含む蕎麦が ・・・・・・・。
江戸には、土佐や紀州からカツオや大豆醤油が入ってきた。そのため「旨いつゆ」ができたことも大きい要因だという。「脚気によくて、旨くて、安い」、これが受けたのでしょうか。
江戸で華開いた「江戸蕎麦」、その伝統を受け継ぐ「老舗蕎麦屋」、東京には多いですね。上京の折には、老舗をのぞいてみましょうか。北海道の歴史の浅さを感じますよ。
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