■ そば栽培は経験が要る
そばを蒔きつけする畑、「土地を選ばない」。痩せ地でもオーケーとは言っても、PHが4.4以上なければダメだという。わが家の畑に蒔きつけた時、PHが高く「苦土タンカル」を撒いて下げる調整をした。
収穫量を増やそうと肥料を入れすぎると、大変な目にあいます。根元が腐ったり、倒伏する原因になります。わが家でも、茎が太く・背丈も立派になり喜んだ、のもつかの間、実に栄養がいかず、大失敗。わが家の畑もそうでしたが、通常の野菜畑では、過去の肥料分を抜くのに3年くらいかかるといいます。
湿気に弱いので「水はけ」のよい土壌が適地。甘みを出すためには、昼夜の寒暖差が必要ということは、北斗市の気候には不適?なのかも。でも、天日乾燥を心がければ、寒暖差の挽回は可能だと思うなあ。
そばは蒔きつけしてから75日で収穫。生育期間が短いため、虫も発生する準備が整わず。従って農薬駆除がいらない自然農法で採れることはうれしい。
欠点は、「倒伏しやすい」、「実が脱粒しやすい」ことでしょう。痩せ地でも育つ、だれでもつくれる、と思う方もいるでしょう。しかし、現実に作付けしての収量確保は、簡単ではない。
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