■ 会津のうまさを発信・「桐屋・唐橋宏」
会津若松市で、「桐屋・権現亭」と「桐屋・夢見亭」を経営する唐橋宏さんは、会津そばトピアの会長として「会津を日本一のそばの郷」を合言葉に努力を重ねている。
桐屋の歴史は30数年。玄そばは、標高400〜600メートルの高冷地の自分の畑や農家に委託栽培したものを使用。安心安全が隠し味。製粉も自家工場の石臼挽きで吟味されたもの。
店の造りにもこだわっている。@ 環境にやさしい店 ・・・ 屋根や屋上の雨水を地下タンクに集め、トイレの水洗水に使用。A 屋上菜園の設置 ・・・ ヒートアイランド現象緩和を目指し、屋上で野菜栽培し、地球温暖化防止と野菜収穫を行っている。B バリアフリーの導入。C 資源の再利用 ・・・ 店内の木材・石材は、古民家の材料を活用。D 地場産業の漆を活用 ・・・ 店内の建具を除く木部は、会津漆器活性化のために拭き漆を施した。
そばは日本の「伝統文化」です。そばを打つだけでなく、さまざまな付加価値をつけて「そば文化」に心を注ぐ姿は共感を与える。唐橋先生の提唱する、「そばは楽しむ伝統文化」が全国に広がることを期待したい。
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