■ 薬味
蕎麦になぜ薬味を入れるのでしょう。薬味一つでうまい蕎麦が、更に引き立つとも言われます。主だった「薬味」の特長を見ると、理由がわかるかも知れません。
@ 大根おろし
辛味が強弱の大根おろし。さっぱりとした口当たりが、食欲を増進させる。消化酵素(ジアスターゼ)が消化を助ける。ビタミンCが豊富。毒消しの役割もある。
A ねぎ
蕎麦との相性がよく、定番ですね。体を温める作用があり、内臓の働きを活発にしたり、血液の循環をよくして冷え性の改善などに効果。ねぎに含まれる硫化アリルはビタミンB1の吸収を高める。
B わさび
香りと辛さは食欲を増進させ、消化を助ける。強い殺菌作用がある。肥満防止に効果あるビタミン2の働きを強める。
このほか、「海苔」、「七味唐辛子」などなどたくさんあります。結局、栄養吸収の働きを高めたり、栄養不足の部分を補う、更には食欲をそそらせる役割などが理由になりそうですね。
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