箱館五稜郭祭とは
2日間にわたって開催される箱館五稜郭祭は、戊辰戦争の舞台となった五稜郭にまつわる歴史を後世に伝えることを目的として昭和45年から開催されています。1日目は箱館戦争ゆかりの地を巡る「碑前祭」や函館の地で最後を迎えた新選組副長・土方歳三を演じる「土方歳三コンテスト全国大会」、2日目は戊辰戦争当時の旧幕府軍・官軍に扮する「維新行列・音楽パレード」、五稜郭明け渡しを再現する「開城セレモニー」などが行われます。
箱館五稜郭祭憲章
箱館五稜郭祭は安政元年(1854年)日米和親条約に基づき、ペルリが其艦隊を率いて箱館に来航してより明治2年5月(1869年)箱館戦争終結までを題材として維新行列に再現した。其間郷土函館の基を築いた先人の遺徳を偲び、併せて戊辰・已巳の変に戦没した無名戦士の御魂の安らかん事を祈り挙行するものであります。
箱館五稜郭祭の概要
函館市は北海道の南端に位置し、海上輸送の玄関口として古くから本州との往来が行われ、安政6年(1859年)には横浜・長崎とともに、我が国最初の国際貿易港として海外に門戸を開くとともに、明治以降は北海道開拓の拠点となるなど、幾多の変遷を経てまいりました。長い歴史を持つ函館市は、豊富な観光資源を持ち内外から多くの人々が訪れますが、その中でも我が国が近代国家に移行する最後の戦い(戊辰戦争)の舞台となった 「五稜郭」 について、史実と合わせ歴史的遺産として長く後世まで伝えていかなければ成らないということから、有志が集い昭和45年から箱館五稜郭祭維新パレードが始められました。