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◎霧が晴れる日 一人で生きられぬ自分だから


  「紺碧の海」   

  自分の部屋から津軽海峡が見える
  もっとも 東向きの部屋だから視界に入るのは真正面の海だけなのだが・・・・・

  最近 「霧」 のために海がぼんやりしか見えない日が多い
  この時期特有の霧だけど 函館の短い夏を象徴する光景である

  心のもやもやを包み込んでしまうようなこの 「霧」 は幻想的でもあるが、どこか心を暗く
  する
  この光景をぼんやり眺めていると ここ1〜2年・自分の回りで起きた様々な出来事を思い
  出す


  30年連れ添った妻の死〜
  そのあとにやってきたぬぐいようのない寂蓼感と無力感・・・・・・
  
  改めて妻の存在が大きく見えてきて・・・・・
  ともに歩んだ30年〜 さあこれからという時に妻は逝った
  さぞかし無念であったろうとしみじみ思う


  今日二度目の結婚式・・・・・ 喜びが分かち合えるやつがやってきた
  悲しみが共有できるやつがやってきた
  決して若くない俺に懸命についてくるやつがやってきた

  これからはこいつと共に人生を楽しもうと思う
  こいつも俺に人生を賭けてきたのだから 俺もこいつに人生を賭けよう
  一人で生きられぬ自分だから・・・・・ みんなに助けられて生きてきた自分だから・・・・
  逝った妻を忘れずに こいつと共に一生懸命生きようと思う


  眼前の津軽海峡も やがて 「霧」 が晴れてくる
  そうすれば いつものような 「紺碧」 のさわやかな光景が広がる・・・・・

  つらい寂しい想いを払拭させてくれる
  そんなさわやかな 「紺碧の海」 が見えてくるのはもうすぐ・・・・・

  「紺碧の海」の詩は、二度目の結婚祝賀会2004年7月の栞に挿入された詩です。


  相田みつを の言葉。「その時の出逢いが 人生を根底から 変えることがある よき出逢いを」。
あの時、あの場所で、あなたに出逢っていなかったならば、私たち二人の、いまの生活はなかったのだなあ・・・・・。出逢いの尊さ、重大さ、そして不思議さ、を感動深くかみしめてもらいたい。

「いつ どこで だれとだれが どんな出逢いをするか どんなめぐり逢いをするか それが大事なんだなあ」 とも相田みつをは説く。


  人生は波乱万丈。悲しいこともあれば、楽しいこともあり、辛いこともあるし、喜びもある。この人生の道を見つけるのは自分自身ですよね。歌謡曲の世界でも励ましの歌が多い。小林幸子さんの 「ふたりはひとり」。「俺といっしょに 生きるのかと いわれてかすかに うなずいた きっとあなたの お荷物になる こんな私で いいですか」 「どんな花より 指輪より あなたの瞳を 信じたい やつとみつけた 女の夢を 熱い想いが 駈けてゆく 戻りはしない 戻れはしない ふたりはひとり あなたと私」。

  函館市消防本部 消防長 小西克男さんからメールでいただいた詩 「紺碧の海」、感動しました。こういう心境の方は大勢いると思う、そしてここまで行けず悩んでいる方も大勢・・・・・・。

「紺碧の海」は、私たちがもしそうなったら、と心に描き創造していることを実践で教えてくれている。「あなたならどうしますか」。

相田みつをさんの「しあわせは いつも じぶんのこころが きめる」という言葉が私は好きだ。まわりの人・親せきのこと・世間のこと・・・・・気にしていませんか。この詩を参考にして、勇気を出して幸せをつかんでほしいなあ、小西さんのように・・・・・・。  


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