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◎大野町生まれの作詞家・木村幸男さん


  石狩市に住む作詞家・木村幸男さんは大野町で生まれました。道職員時代から「道頓堀人情」の作詞で有名な作詞家・若山かほる先生に師事。平成元年には日本作詞家協会の会員となり、プロの仲間入り。

先生は、地域おこしに関心があり、ご当地ソングが多いという。平成6年には「大野町に恩返しを」、と町のPR音頭 「せせらぎ祭り」 を作詞して贈ってくれました。


  昨年の春には、ふるさと大野町で過ごした子供のころを思い出して作った 「ふるさと山河」 の作詞を届けてくれました。「運動会の時、桜吹雪の下で、父母と弁当をひろげて食べたことは忘れることはできない」とも。

  
   「ふるさと山河」  作詞  木村幸男 さん  石狩市花川北1−5在住

  1  春風香る  街道ざくら
     越えて学舎(まなびや)  駒ケ岳
     もう日暮れ  おふくろが
     エプロン姿で  夕餉(ゆうげ)の仕度
     花摘む野辺を  帰ろうか
     ああ童子(わらべ)ごころにヨー  もどれる思い出は
     おいらの幸せ  ふるさと山河

  2  ゆかたまといの  灯篭流し
     幼子(おさなご)どおしの  夏の夜
     霜降る秋の  マルメロを
     一つあげると  優しい心
     今も恋しい  あの女(ひと)を
     ああ童子(わらべ)ごころにヨー  もどれるそのころは
     おいらの幸せ  ふるさと山河


  3  里は木枯らし  もう冬まじか
     しんしん積もる  白雪よ
     幌馬車走る  鈴の音
     お嫁入りする  姉ちゃん乗せて
     あとを追いかけ  泣いていた
     ああ童子(わらべ)ごころにヨー  もどれる人生は
     おいらの幸せ  ふるさと山河


  先生は、「石狩ブルース」など150を越える作詞を手がけ、多くの歌手に歌われている。ふるさと大野を時々訪問され大野のPRに尽力されていことは、ありがたいことです。

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