石狩市に住む作詞家・木村幸男さんは大野町で生まれました。道職員時代から「道頓堀人情」の作詞で有名な作詞家・若山かほる先生に師事。平成元年には日本作詞家協会の会員となり、プロの仲間入り。
先生は、地域おこしに関心があり、ご当地ソングが多いという。平成6年には「大野町に恩返しを」、と町のPR音頭
「せせらぎ祭り」 を作詞して贈ってくれました。
昨年の春には、ふるさと大野町で過ごした子供のころを思い出して作った 「ふるさと山河」 の作詞を届けてくれました。「運動会の時、桜吹雪の下で、父母と弁当をひろげて食べたことは忘れることはできない」とも。
「ふるさと山河」 作詞 木村幸男 さん 石狩市花川北1−5在住
1 春風香る 街道ざくら
越えて学舎(まなびや) 駒ケ岳
もう日暮れ おふくろが
エプロン姿で 夕餉(ゆうげ)の仕度
花摘む野辺を 帰ろうか
ああ童子(わらべ)ごころにヨー もどれる思い出は
おいらの幸せ ふるさと山河
2 ゆかたまといの 灯篭流し
幼子(おさなご)どおしの 夏の夜
霜降る秋の マルメロを
一つあげると 優しい心
今も恋しい あの女(ひと)を
ああ童子(わらべ)ごころにヨー もどれるそのころは
おいらの幸せ ふるさと山河
3 里は木枯らし もう冬まじか
しんしん積もる 白雪よ
幌馬車走る 鈴の音
お嫁入りする 姉ちゃん乗せて
あとを追いかけ 泣いていた
ああ童子(わらべ)ごころにヨー もどれる人生は
おいらの幸せ ふるさと山河
先生は、「石狩ブルース」など150を越える作詞を手がけ、多くの歌手に歌われている。ふるさと大野を時々訪問され大野のPRに尽力されていことは、ありがたいことです。
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