「早寝・早起きは三文の得」ということわざがある。夏場は、朝4時15分に目が覚める早起き派です。どなに飲んで帰っても・どんなに遅く寝ても・どんなに疲れていても、目が覚める。慣れなんでしょうか、脳が時間を入力しているからでしょうか、私自身不思議に思う。
朝ご飯を食べることは、「肥る原因」と思い込んで生活してきた。従って、これまでズーと「朝はパン」だった。しかし、痩せるどころかだんだん身体が立派に???。最近、「朝ご飯」を食べることは肥ることにつながらない、むしろ痩せる効果作用があることを知った。「善は急げ」、朝ご飯に切り替えたところ・・・・・・。
昔は朝ご飯といえば、我が家でも折りたたみ式の丸いテーブルを親子三代が囲み、ワイワイ・ガヤガヤしながらご飯を食べた。ご飯を残すと父に叱られたが、おばあちゃんはかばってくれた。朝ご飯を家族で食べることは、できごとの報告・しつけ・などにも役立ったように思う。
町村週報に、「早寝、早起き、朝ご飯」の基本を守り子育てを、という記事が載った。これを読んで、考えてみましょうか。
子育ては「早寝、早起き、朝ご飯」 東京大学名誉教授 大森 弥
子育てに関係した事件が毎日のように報道されている。親が育児を放棄したり、子どもをいじめ殺したりする一方で、閉じこもりの子、家出状態の子、非行に走る子、人を平気で傷つけ殺す子など、どうやら子育ての機能不全が起こっているとしか思えない状況が生じている。子どもの言動が理解できない、どう対処してよいか判らないと育児相談に訪れる親、子育てに自信を失いかけている親も後をたたないという。
父親は言うに及ばず、母親も自分で産んだ子どもを本能として育てるとはいえない。自分たちで作った子どもは自分たちで育てるのが当然であるというのは、人間の本能に根ざしているのではなく、文化(常識・観念)の作用である。
本能があるなら自分で産んだ子どもを遺棄する母親などいるはずがない。自分の子どもは自分で育てるのが自然だし当然だという文化の力が弱まれば、悲劇は、まず産まれてきた無力の子どもの側に起こる。
子育てを研究している小児科医などによれば、まったく無力な子どもにとって最も大事なのは、物心がつく前に特に母親の愛情に包まれて介護されることである。これにより、「基本的信頼」が感得されるからだという。
そして、除々に、自分とは異なった人がいて、物事は自分の思うようにならないことを体験していくことになる。自立へ向かい、社会の中で生きていく知恵と技を身に付けていくのである。
人間の身体は自然である。しかし、人間の脳は、自分もその自然の一部であることを忘れやすい。早寝すれば早起きになるのは身体の作用である。夜更かしして午前中寝ていれば、身体も農も目覚めは遅くなる。早起きして光を浴びれば脳も目覚める。早起きすれば、朝食をしっかりとれば身体と脳に活力が生まれる。
早寝、早起き、朝ご飯になれば、個食・孤食はなくなる。一家団欒とまではいかなくても、家族と語らいながらの食事も増える。子育ては「早寝、早起き、朝ご飯」が基本である。そして、朝食は米飯としたい。
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