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◎がんばらない介護と老いじたくのすすめ その7



  「家庭内介護保険のススメ」

  公的介護サービスというのは、お金を40歳から介護保険料を払って、65歳からサービスを受けられるというシステムですが、私からお願いをしたいのは[家庭内介護保険]のおすすめです。これは保険料が一切かかりません。そして、今からすぐ有効で、亡くなる日まで効力が消えないというすばらしい保険です。

覚書きのことと重なる部分があるかと思いますが、お家に帰られましたら、奥様にこのように話していただきたいのです。「君と結婚して僕は幸せだったな。生まれ変わっても君と結婚したいよ。ママ愛しているよ」と。

  大体こういう話を女性の皆さんの前で言いますと、最近はちらほら男性も介護のお話を聞きに来てくださる方もいますが、大体が横を向いたり、上を向いたり、下を向いたりして、夫婦仲が即座に理解できるような表情をなさいます。会場の皆さんは、お役所で鍛えているせいか、ポーカーフェイスが徹底していますね。表情が読み取れませんね。安心しているということでしょうか。

  ぜひ、奥様にお話してください。そして、言葉で言いにくい方は、ちょっとメモを書いて、台所のところに置いておくとか、洗面台の前に置いておくなど実施してください。夫から、生まれ変わっても、また君と結婚したいと言われて、嬉しくない妻は誰もいません。

若いときは、浮気などで苦労させられたけど「やっぱり最後の女は私なんだ」とご主人が第一になることは間違いありません。皆さんよく考えてください。老若男女を問わず、明日が不明なのはみな同じです。

  それから、不幸にしてもう既に奥様を亡くされている方がいましたら、どうぞお子さんに言ってください。「君のお陰でいろんな人生の山坂を越えることができたよ。これからもお父さんのことをよろしく頼むね」と。

  お子さんのいない方は、友人、知人、そして部下や上司の方にも、「これからも末永くどうぞよろしくお願いします、頼りにしています」と言えば、嫌だと思う方は誰もいないはずです。みんな、おれを頼りにしてくれているのだと喜ばれます。

  それが[家庭内介護保険]です。すぐ効力が発揮できて、あの世に行くまで効力が失せないという、すばらしい[家庭内介護保険]でございますので、ぜひそれをお使いになっていただきたいと思います。

  長寿の秘訣は「色気」と「食い気」 

 
私の友人に、夫の父親を103歳3ケ月で看取った人がいます。友人にヒゲをあたってもらい、歯茎だけで大好きな牛肉をお腹いっぱいに食べてきたお爺ちゃん。亡くなる3ケ月前の103歳の誕生日にいった言葉が感動的です。

「いい婆さん通らんかな」。長寿の秘訣は正に「色気」と「食い気」だと確信しました。

  「食い気」はご自分の体と相談していただくとして、「色気」は男女の色恋沙汰だけでなく、世の中のためにと地域や社会、世界のあらゆることに関心を持ち、アンテナを張り、好奇心旺盛に生きることが「色気」だと思います。

  どうぞ、「食い気」と「色気」を十分に活用して、ますますお元気にお過ごしください。ご静聴ありがとうございました。

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