人口約五万人の「北斗市」が誕生いたしました。合併した市民の一番の心配は、住民サービス水準が合併前より落ちないかどうかです。
人口が少ない町・村の人は、昔からの慣習を大切に守りながら生活している人が多い。法律や決まりをタテに、片付けられないものがある。
ある町の事例ですが、町政の要望を聞く会での要望事項に対し、「これは○○法で、行政ではかかわらなくてもよいことになっています」と、頭に叩き込んでいる法律をタテに一蹴したという。法をタテにした説明に、町民は引き下がりました。しかし、対応には不納得。
「サービスの心」ある職員であれば、「まず聞く」「そして持ち帰る」「上司と相談する」。結果として、「いろいろ調べ、上司とも相談、努力したが無理でした」と、法をタテにした説明ではない回答をするでしょう。
正しい論法での仕事は当然ですが、相手の立場に立っての仕事は、市民が求めていることなのです。そして、相手の立場になっての回答も市民が求めていることなのです。
松下幸之助さんが教示している 「サービスする心」 とは、「頭のいい人は、頭で」 「腕のいい人は、腕で」 「優しい人は、優しさで」 ・・・・・・ 自分の持っているもので精一杯サービスすることだと教える。
北斗市職員個々が持っている「サービスする心」の能力を、市民のために十分発揮されることを「期待」したい。
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