介護保険制度が浸透してきました。これに伴い、ホームヘルパーなどの働きも増大し、雇用対策効果を生み出し始めました。
背するに、自宅介護サービス増加に伴う介護保険利用者が増大しています。これにより、「介護保険料」の大幅な値上げが、避けて通れない現状となっています。
国は、介護保険を利用する年齢を少しでも先送りしようと、元気なうちから機能訓練を呼びかける運動を始めます。というのは、介護保険利用者が増えれば個人負担に直結するからです。このまま放置すれば、個人一人の介護保険料が万円となることも心配されます。
自然な老化の中で、体を動かさないと機能が低下するという。今を維持するためには、体を動かす訓練の大切さが求められる時代になりました。それは介護保険利用年齢を少しでも後送りさせ、しいては介護保険料の増大阻止にもつながります。
旧大野町は、保健センターで「生きがい健康教室」を開催し、演歌ビクス・フラダンス・などを楽しみながら健康を増進させる方法を進めています。効果は目に見えるものではありませんが、地道に継続させることが大事なこと。難点は、男性の参加が少ないことでしょう。
日本経済新聞の「いきいきライフ」に、「わが牌(マージャン)はボランティア」という特集が載りました。この抜粋を読んで、あなた自身も介護保健制度のお世話にならないことを一考されることをお勧めします。
「マージャン」と「ボランティア」。意外な組み合わせに思えるかも知れないが、実は今、マージャンの指導や相手をするボランティアが引っ張りだこだ。高齢者や女性が楽しむ健康マージャンのすそ野が拡大。「初心者教室にくわえ、デイケアセンターや視聴障害者が楽しむ場でのお世話役として、マージャン好きのシニアが活躍している。
マージャンは手を用い、役や点数が複雑で頭も使うため認知症防止に効果があるとされる。「介護予防にドリルや筋肉トレーニングがいいと言われるが長続きしない。マージャンは楽しいので続けられる。
千葉市では、週一回「健康マージャン教室」を開いている。3年前に夫をガンでなくした主婦は、「一年間、生きる気力をなくしてポーとしていた時に教室の存在を知り、やってみたらのめり込んだ。生きがいが見つかったんです」。初心者だったのがみるみるうちに上達し、指導するボランティアになった。「お化粧して、パリッとした洋服を着て、毎週出かける場所があって張り合いができ、いつまでも若々しくできる」。
健康マージャンは、「お金をかけない」 「タバコを吸わない」 「お酒を飲まない」 の「三ない」がルール。現在、健康マージャンが打てる場所は、全国で90ケ所以上あり、利用者も10万人を超え、毎年10%増加の勢いで愛好者が増えているという。
「健康マージャンのマナー」
○ 自分に厳しく人に優しく
○ ゲーム前に「よろしくお願いします」、終了後に「ありがとうございました」とあいさつ
○ 「ポン」「リーチ」などの発声は明確に
○ 順番を守らない「先ヅモ」や牌をたたきつけるのは禁物
○ 対極相手への批判や惑わす言動、嫌がられる解説は厳禁
○ あがったときは牌を見やすく並べてから倒す
マージャンボランティアは、楽しいゲームをしながら、人の役に立てる一石二鳥が魅力だという。あなたも何かを始めなければ、老化現象進化は止められませんよ。
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