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◎ガンバレ 大野農業高等学校



  北斗市にある北海道大野農業高等学校は、前進の大野農業学校開校が昭和16年4月という歴史があります。先人が、大正時代から陳情・要望を重ねて開校実現を果たした。

  少子高齢化の時代を迎え、生徒の減少が著しい。こういう時代背景の中、北海道教育委員会では高校の再編や間口減少を急ピツチで進めている。

  大野農高も、間口減少の「まな板」に乗っかっているのが現状です。定員40人 4科。募集人数に応募者が達しないというのが理由です。

  農業は人間が生きるための食料を生産させる大事なものであり、後継者をしっかり確保しなければならないという認識を、道民にもってもらいたい。後継者は、卒業即後継が好ましいが、10年位のUターン期間を与えることが大切だと思います。

  実業高校は、普通高校と横並びの間口減少をさせないでほしい。そして、ひと間口定員40人の現行を、20人まで下げ、なおかつ弾力性をもたせた定員を考えてほしいと思います。

  大野農高には昨年春、農業関係からの民間校長が配置されました。先生・PTA・同窓会などが一致団結してこの問題解消を図る努力を続けています。そして成果が数値で出るようにりつつあります。

聞くところによると、今年度の入学者は前年より30人ほど増えるという。卒業生の進路、ほぼ100%に近いという。途中で農業に従事したり他の学校に進んだりの退校者は、大幅に減ったという。

  大野農高は、「地域の社会貢献に積極的協力をする学校」として評価を高めています。教職員が一丸となって、「楽しさ」「面白さ」「不思議さ」を感じる学校を目指していることが、成果を出す大きな要因となっているのでしょう。

  頑張る農業高等学校。北海道教育委員会が確かな目で評価し、北海道農業を守るために、「間口減」を追放してほしいと期待するひとりです。



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