雑誌の「潮」に、「限界集落」の急増、そして消滅が、日本の未来を深刻にするという記事が載った。
北斗市内を後援会活動で回った印象では、山村を中心にして「限界集落」ができるものと思っていたが、油断すれば、市街化区域の中にもできる心配を強く感じました。また北斗市内にも、すでに限界集落になりつつある地域があります。
更に、市街化区域の一部地域が高齢化し、孫もひ孫も遠くで暮らしている。家の跡取りはいないので住むのは終わり。さりとて先祖代々の土地は手放したくないし家も貸したくない。という条件の家が多くなれば、住宅密集地の「限界集落」出現もありうる心配です。
「限界集落」 の抜粋を記しますので、一緒に考えてみましょう。
「限界集落」とは、過疎化などで住民の半数以上が高齢者(65歳以上)となり、冠婚葬祭をはじめとする社会的共同生活の維持が困難になった集落をいう。大野晃・長野大学教授が1991年に命名した。いまや全国の集落の1割程度が、限界集落に近づいているという。
限界に達したなら、当然、次は消滅の危機にさらされることになる。国土交通省が1999年に行った調査では、向こう10年間で全国419の集落が消滅し、その後は1690の集落が消滅することが予測されていた。
限界集落は、その多くが林業に依存する山村である。安い輸入材に圧迫されての長い林業不振が、山村の人口減と高齢化に拍車をかけ、限界集落化を進行させているのだ。
山村部の限界集落の増加は、じつは流域の環境保全にとっても深刻な問題である。田畑や人工林の放置は、山自体の荒廃を招くからだ。たとえば、人工林を放置すれば山の保水機能が損なわれ、渇水や鉄砲水などが起こりやすくなる。
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