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◎「大野農高発ブランド」に期待



  大学の研究所などが作り、学校名を冠して売られる商品「大学発ブランド」。この種の商品の売れ行きが好調だという。

  好調の一因として、名のある大学が作っているという安心感、これが大きな魅力になっているという。また、食の安全に対する関心の高まりが誘引しているのでしょう。

  少子化時代を控え、大学・生き残り競争の側面も否定できないという。大学の独創性と高い品質の商品の主なものを紹介します。

  ○ 東大泡盛「御酒(うさぎ)  戦前の黒麹菌使用(東大研究所に真空保存されていた)

  ○ 神戸大学 ビーフ     研究用に育てた但馬牛の肉

  ○ 近畿大学 マグロ     エサを厳選して作り上げた全身トロ状態の高級魚

  北斗市にある北海道大野農業高等学校。ここの生徒たちが、実習でつくる製品も好評を博している。ヨーグルト・ソーセージ・チーズ・ジャム・アイスクリーム・トマトジュースなど数多く、味が評判を呼んでいる。知名度もあがり実習販売などでの売れ行きも好調です。

  今の教育制度では、高校の場合、大学のように自由が利かないことがネックです。せっかく安全で美味しいヒット商品を作っても、学校の実習施設で創られたものは商品販売が自由にできない問題点があります。この壁を、早く取り払ってほしいと思います。

実業高校が、生徒から「開発にチャレンジできる学校」「素材づくりに励める学校」「商品化できる魅力ある学校」と言われ、憧れをもつ状況に変えてほしいと願うものです。前進させるためには、校長に裁量権と予算獲得のチャンスを与えることが必要です。

  こういう挑戦は、生徒応募率増加に確実につながり、しいては教諭の優秀な人材育成にも貢献すると思います。今時代にふさわしい学校経営と学校運営が、柔軟にできるような体制に改善されることを期待している。
  


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