子どもの登下校時の犯罪が多発しています。北斗市のデータを見れば、下校時の不審者が気にかかります。家庭・学校・地域・行政が、一体となった安全対策を早急に取り組まなければならない状況にあります。
我が母校の小学校、最近まで集団登校でした。しかし、「集団登校の列に車が突っ込んできたら、被害者が多数でる」「近い道があるのに遠回りとなる」 ・・・・・ 十人十色の意見により廃止。しかし、不審者の出没により、集団登校のメリットが再び評価されている。
不審者の出没は下校時に多いですね。遠距離の父母は、車で迎えにきます。しかし、近所の子どもを同乗させるのはいやがるという。交通事故の問題などを考えると当然でしょうね。
下校時の子どもを不審者から守るためには、「地域住民の目」、これに頼ることが一番でしょう。地域の協力を得るためには、学校が普段から校下住民と交流を持つことが大切です。
19日、文部科学省が腰を上げました。子どもを標的にした犯罪から守るために、「自分の身は自分で守ろう」という「安全教育」を小学校の必修科目とすることを、検討すると発表しました。
「安全教育」については、各自治体が「地域安全マップ」をつくったり「こども110番の協力家庭での表示」などを、自主的判断に基づき行っているのが現状です。これが指導要領に盛り込まれれば、さまざまな安全対策実施が義務づけられ、効果が期待できます。
連れ去り、窃盗、性的犯罪、暴力行為、・・・・・子どもを狙った犯罪は、多種多様の時代になっています。件数も、一昨年10万件を突破し、さらに増加の一途をたどっています。犯罪から子どもを守る対策は、時間をかけていられない検討事項です。
先進事例
○京都市左京区 散歩や家の前の掃除など、毎日の日課を子どもたちの登下校に合
わせてもらい、見守ってもらう。「簡単見守り術」
○新潟・笹口地区 子どもが危険な目に遭った場所を地図に落とし、「危険マップ」を作
った。
PTAや地域の人が事件の起きた場所に出向き、問題点を探る。
「町の死角をあふりだす法」
○春日井市 市民ボランティアが、行政や警察と協力して「犯罪教室」などを開き、
いざというときの防御策に取り組んでいる。
「子どもを不審者から守る」、これを合言葉に、みんなの協働運動として発展させることが、求められているのではないだろうか。
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