「ジェネリック医薬品」、知ってますか。医療費抑制の切り札として期待?されているという。医療用医薬品(医師が処方する薬)には同じ成分、同じ効き目で安い薬もあるという。これがジェネリック医薬品。
新しい薬を開発すると、その会社は特許を出願して25年間独占販売できる。しかし期限が切れた後は、その有効成分や製法等は国民共有の財産になるという。このため、他の薬品メーカーは同じ成分と同じ効き目の医薬品をつくれる。これによってつくられるのが、ジェネリック医薬品だという。
開発費がかからないので製造費が安く、先発新薬の2〜7割安い値段で提供できる仕組みです。欧米では、国の医療費抑制策として使用する政策が積極的だという。日本の総医療費約30兆円、うち薬剤費は約6兆円。このジェネリック医薬品を使えば、年間1兆円余の薬剤費節減になるという。
医療用医薬品は、約1万2千4百品目あるが、うち5千3百品目がジュネリック医薬品。使用率は約16%台と低いのが実情のようです。
医師が処方した医薬品を、薬剤師が品質とコストを考慮し、患者の同意を得てジェネリック医薬品に替える「代替調剤」が認められていないことが、活用がにぶる原因のようです。
「私の薬、ジェネリックでお願いします」という時代が、早く来るといいですね。
(月刊 潮から)
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