「ダイハツ・ミゼットの思い出」
タイ国のタクシーは種類がありバラエティーです。特にその中の、三輪トラック・タクシー「トゥクトゥク」は日本人に郷愁を感じさせてくれる。それはトゥクトゥクが、昔の日本車ベストセラー・ミゼットにそっくり賞だからです。
昭和32年発売のダイハツ・ミゼット。鼻メガネスタイルの大村昆さんと佐々十郎さんのお笑いコンビが、ミゼットを連発するテレビ・コマーシャルは頭に焼き付いている。
三輪車でありながら丸ハンドル、これが運転席の2人乗りを可能にした。発売当初は、250ccの馬力、最高速度80キロ、燃費30キロ、積載重量100キロという仕様。
生産終了の昭和46年までに生産されたのは約33万6千台、うち半分は東南アジアに売られたという。
アユタヤ市内の道路を散歩中、私が頭で覚えているミゼットに良く似た車に出合った。良く似たというより、ミゼットかも知れない。
写真の通り「超オンボロ」。目にした瞬間、「無断廃棄物?」と思ったが、良〜く見ると屋根にナンバープレートが着いている。黄色は営業車ということですから、荷物運搬にお呼びがかかるのでしょう。
「タクシー・トゥクトゥク」
エンジン付きの三輪タクシーを「トウクトウク」、首都バンコクでは禁止されている人力の三輪車タクシーを「サムロー」と呼ぶのだそうです。荷台の客席は狭いが、定員制限がないので4人位までなら乗れそう。客席に覆いはないが、年中暖かい国なので自然扇風機の風が心地良いという。
行き先と料金は交渉制だが、ガイドさんの説明によれば普通車のタクシーより割高、特に、ホテル前などで待機中のトゥクトゥクは料金が高いという。流しのタクシーを止める場合は、日本だったら手を上げるが、タイでは肩と平行に上げるそう。
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