南国タイの考えは「おおらか」な感じを受ける。何につけても、「穏便」な姿を好むように見える。交通ルールは大雑把、取締りも大雑把。車検制度なし。運転免許制度も無いに等しい。そんな優しい国を、気楽な散歩がてらに見てのアラカルトです。
「バイク大活躍」
バンコク市・アユタヤ市・パタヤ市、どこの都市もバイク・バイク・バイク。日本のように四季がなく、雪も降らない。このため、年中風を切って快適に走れるバイクが、モテる理由なのでしょう。
写真を見れば、「定員オーバー違反」と思うでしょう。タイでは定員の規定がないという。私の見た最高は4人でした。
タイの都市は交通渋滞が有名。このため、小回りの利くバイクは重宝。バイクタクシーもある。渋滞中の道路を、車間を縫ってスイスイは、お客も優越感?で気分がよさそう。
親日国のせいか、それとも性能がいいからか、バイクのほとんどが日本製です。また日本は、50ccのバイクが走っているが、タイは100cc以上でなければ公道を走れない。
「排ガス等の環境問題」
市内や田舎で見かける車両は、相当古いものも走っている。日本のような車検制度がないのでしょう。写真は、アユタヤ市内を走るバスですが、一般的に車体がど派手ものが多い。カラフルに見えますが、ボディーも腐れぎみです。
バンコク市内を走る緑の車体、市営バスのドアは前後とも開けっ放し、バス自体も相当古そう。外国で御用済みのバスを輸入して動かしているのかも知れない。
排ガス規制のない時代の車、そして車検制度もないことから、空気の汚染がこれからの課題となりそうです。
「前進競争?」
交通ルール、「バイクは人に優先」、「車も人に優先」。人が広い幹線道路を渡ることは至難です。私も信号のない6車線道路を渡ってみましたが、時間がかかり大変でした。日本の、「人が車に優先」のありがたさを感じました。
写真は、バンコク市内ハズレの国道交差点です。車線が引かれていないためゴチャゴチャな走行車線になります。バイクは、隙間があればどんどん入り込んできます。ハッキリ言えば、運転技術のうまい車が、先を行くことが当たり前のように感じました。
つづく
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