「ゴミ収集」
バンコク市内の路上ゴミは毎日収集され、街並みはきれいです。ゴミは日本と同様増え続けているという。
清掃処理は民間委託。最終処分は埋め立てがほとんどだという。埋め立ては、日本でも処理に問題を発生させるケースがあるが、タイでも同様の現実に直面しているようだ。
写真は、バンコクから車で約1時間半のパタヤ市のゴミ収集車。朝早くから、ビンのふたを別にするなど、簡単な分別をしながら収集していた。
「ポイ捨て当然?」
パタヤのビーチは、通年観光客であふれるリゾートです。
海岸はきめ細かで砂、白砂糖の上を歩く感じ。観光客が世界各地から集まる一因になっている。
ところが、ゴミのポイ捨てが道徳上悪いことではないイメージを与える光景を目にします。
ポイ捨ては海岸だけではない。パタヤ海岸約2キロの公園通りも、朝になればゴミがいっぱい散らかっている。
さらに、大きな店舗の前の広場も、ゴミが散乱している。
ポイ捨てすることが、公衆道徳上、環境衛生上、どんな影響をもたらすのかという意識が、日本とはズレがある。
「行き届く清掃」
早朝散歩すると、青色の作業服を着た清掃員が、散らかった路上をかたずけている光景に出会う。
毎朝・毎朝、アッという間にきれいにする。
この人海作戦は、地域の雇用の場として貢献しているように写る。
「ゴミの意識環境」
大都市を離れると、野焼き処理などが行われている地域もあり、環境衛生の問題が今後の課題となりそう。
そういう中、お金になるゴミを集めることを職業にしている人もいる。
ダンボール箱やアルミ缶など、資源回収している人をあちこちで見かけた。中国の北京や大連も同じ光景を目にした。
日本も以前、雑品屋さんという職業の人が、廃品を買い受けるために各戸を回ってきた時代があった。それと似たリサイクル収集職業の人が、ゴミの分別収集の役割を果たし、ごみの減量に貢献していると感じた。
「観光地清掃完璧」
バンコク、アユタヤ、パタヤ、どの都市の観光地の寺院などの施設を訪ねても、清掃が行き届いている。
清掃する人が配置され、受け持つ僅かな範囲を1日中見回っている。清掃といえば、ディズニーランドの徹底した清掃を思い起こすが、タイの人海清掃も負けず劣らずに立派です。
外国に行くと、ゴミに対しての認識のズレを感じる。歴史が築いてきた「習慣」は、それぞれに良し悪しがあるが、根付いた慣習を直すことは、容易でないことも感じる。地球温暖化などの国際会議を通して、環境影響問題などを連携したものにしてほしい。
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