二股岳
「山登り」
平成18年度の富士山に登った高齢者の年齢を見てビックリしました。70歳以上の登山者が937人。男性の最高齢は100歳、女性は93歳だという。90代が10人、80代となれば117人という数字、本当だろうかと耳を疑いたくもなります。世の中には、元気・元気な人が多いですね。
山登りは、「若い人の趣味」。山登りは、「病気知らずの人の趣味」と思ってきたが、これも大間違いでした。山登りに参加すると、集まるメンバーは60〜70代が主流、それも女性が圧倒的に多い。女性は強しの感じです。
「少年の心で山へ」 向かって左が鉄人
北海道の360山を踏破、さらに挑戦を続けている鉄人が函館にいます。「一人歩きの北海道山紀行」のホームページで有名な山のスペシヤリストです。道南の教育発展に貢献、スホーツの分野でも優れた功績を積み重ねている、敬愛の深い鉄人です。始めたきっかけは、健康診断だという。
「40代の後半、職場の健康診断で血糖値と中性脂肪がやや高めのありがたくない結果をいただく。ただでさえ、食べたい方であり、飲みたい方である。当然、運動不足+肥満=成人病恐怖症が襲ってくる。体を動かすしかない。と思いついたのが登山です」。と記されています。
また、「山は子供に戻れる」とも教えています。未知への興味と発見の喜びを求めての好奇心、冒険心、探究心、勇猛心、そして自然のままの自分などなど」。
「元気を出すための
波及効果」
鉄人は、「山登り」をする波及効果も教えています。山を元気に歩くために、「負担や義務感を感じない程度の早朝ジョギング」をするようになる」「なんでもよく食べ、よく動くようになる」「時間的余裕のある時は、歩くようになる」。これが、日常生活を健康モードの方向にさせるのでしょう。
私は「山登り」というより「散策的な山登り」をしている。汗を出すことが、体によい影響を与えてくれることがわかる。顔の頬から汗が流れ出すと、肌がつるつるになり、更に肌が若返る感じがします。
「主人公よ
目を覚ませ」
禅の世界では、あなたの中に、あなたという主人公がいると教える。その主人公は、ふだんのあなたより自由で純粋で優しいという。その主人公に、「山登り」させましょうよ。あなたの健康保持のために。
写真は 最初が二股岳
三番目が毛無山途中の桧沢(ひのきざわ)の滝 四番目が毛無山のブナの木
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