「貯める・無理」
「貯められない」じれったさを感じることがありませんか。
お金だったら余裕があれば、どんどん通帳の残高は大きくなる。
しかし、貯めることは無理ということもたくさんあります。
「食べ物」、2〜3日分「食い貯め」と思っても無理。
「寝る」、2〜3日寝ないで仕事をするので「寝貯め」、これも無〜理。
「筋肉」、これもすぐ貯筋が無くなる。
「筋肉」
父が歩くことがままならなくなり、ベット生活になりかけの頃の話です。自分の寝ている足元の先は押入れでした。
ある時、その押入れを開けろという指示。開けてビックリ。新品のジャッキがある。丸太をトラックに積んだ時に、荷が落ちないように締め上げるジャッキです。
次は、ジャッキのワイヤーロープを押入れ奥のカギに引っ掛けろ、という指示。見ると丈夫な金具のカギが打ち付けられていた。
父は寝込むようになったら、ワイヤーロープを背中に巻きつけ、腕力でジャッキを操作して起き上がろうと考え、元気な時に、そして家族の知らない時に造作してあったのです。
用意ができ実際にジャッキで自分を巻き起こすことになりました。しかし、ジャッキを使う腕の筋肉が落ち ・・・・ 。筋肉の貯めができないことを、想定できなかったのです。今となっては、笑い話です。
「犬が手助け」
私がお世話になってる大先輩。生活慣習病克服と足腰を鍛えるため、毎日数キロ歩いている。「毎日欠かさず続け、立派ですね」というあいさつに、「この犬のお陰ですよ」との返事が。
散歩することは簡単なことですが、長く続けるとなると難しい。大先輩は、犬の運動は一日たりとも欠かせないという。かわいい犬が散歩を催促するから、休むわけにはいかないともいう。
「川柳に学ぶ」
「日頃から 歩く習慣 医者いらず」という川柳があります。昔から「歩くことが何よりの薬」、といわれているなあ。
「今日明日と 歩き続けて 15年」という川柳もあります。大きな目標より、小さな目標を立てての積み重ねも大事だなあ。
「還暦を 過ぎても検査 合格だ」「検診後 モヤモヤ取れて 五月晴れ」というのもある。早期発見、早期完治、大事だよなあ。
「筋肉隆々・ならば継続」
病気で入院した人からは、「退院となれば歩く訓練をしなければフラフラして転倒が心配」、という話を聞かされる。わずかの期間の入院で、筋肉と筋力が低下するのでしょう。
登山家は、20リットルのポリタンクを背負って歩く練習や膝の鍛錬をしている人もいるという。筋力は貯めることができないので、常に鍛錬をしなければならないのでしょう。
腕や足の筋力を鍛えるために、何かしましょうよ。元気なうちから。継続が筋力を守り、そして強くしてくれる。
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