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◎ 高齢時代・「妻をひいてしまった」考えよう


 

  「妻をひいてしまった」

  新聞に、「40年以上無事故だったのに」「妻をひいてしまった」、というタイトルの記事が載った。

  長野県に住む高齢者が、自分の運転する車で、50年以上連れ添った妻をはね、死なせてしまったという内容。

  自宅から3キロ離れたスーパーへ買い物に出かけた駐車場で事故は起きた。

  直進で駐車場に車を入れ、先に妻を下ろした。
車止めまでだいぶ空いていることに気付き、「もう少し前進させよう」と思い、車を動かしたことが悲劇を起こした。

ブレーキとアクセルを踏み間違えての急発進。妻は車の下敷きとなり1時間半後に亡くなったという。


 
 「79歳 慣れぬAT車」

  なぜ踏み間違えたのか。
2ケ月前、初めてAT車を買い替えたという。
ところが、すぐに物損事故を起こした。
修理に出し、ATの代車での事故だった。
このことから、慣れないAT車が事故を引き起こしたことにつながったのでしょう。


  
「父の話」
 
  
父が運転していた時代は、ハンドルにギアのチェンジが付いていた。
しかし、運転席左手のフロアに、ギアが設置される時代になった。

  ある時、新車購入をすることになりました。セールスの話では、その車種(いすず・フローリアン)のハンドルにギア付きは生産していないということだった。

  父は、慣れたハンドルに付ギア方式でなければ絶対イヤだと頑張る。
根気に負けてセールスが本社に確認したら、納入に2ケ月かかるが名古屋から出荷できるという返答がきました。もちろん特注で割高でした。

  今思えば、たいした事故を起こさないで83歳で免許返上ができたのも、かたくなにハンドル式ギアにこだわったことが一因だったように思われる。


 
 「教習を活用して安心運転」

  日本にAT車の登場は1959年。今では、国内生産の普通車の96.6%がAT車だという。
アノセルを踏んでのギア・チェンジ式からAT車に買い替える時は、自分の「不慣れ」も頭に置いて購入することが大事だと思います。

  もし方式を変更することになったら、公安委員会指定の教習所で有料の教習を受けることです。
教習を受けて安心運転、元気なうちから考えておきましょう。


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