「マージャンからパチンコ」
北海道の長い冬、昔は農家作業も休み、骨休みの時節だった。その頃の楽しみと言えば「中国文化研究」、聞こえの良い言葉ですが「マージャン」のことです。
農業地帯の会館にはつい最近まで、団体優勝などの賞状が何枚も壁に飾られていた。きつい農作業の体を癒してくれる遊びだったのでしょう。
マージャンは、腰に負担がかかることからゲームする人は姿を消した。居間の洋式化が座ることを苦痛にしているのかも知れない。マージャンに替わり、パチンコが農家のストレスを解消する遊びとして全盛を誇っています。
「商売そっちのけ」
中国・雲南省の昆明市と麗江市を散策して目にしたのは、野外マージャン。
麗江市にある世界遺産「古城」の観光土産品店街では、真昼間からマージャンをしています。
それも店の売り場の前です。日本だったら考えられないことです。
観光客の混み合う狭い路上でも、マージャンを堂々とやってます。
一ゲーム終わるごとに、勝ち負けのお金の受け取りもしています
考え方の違いなんですね。元気なうちは、自分の考えで好きなことをする、ということなんでしょう。
通行する人も、誰も物珍しそうに覗き込みません、ということは日常茶飯事の当たり前のことなのでしょう。
「公園でマージャン」
昆明市・白昼の公園、木陰で高齢者がマージャンをしています。
あっちでも、そっちでも、マージャンだけでなくトランプやチェス ・・・・ 。
マージャンは、役や点数が複雑で頭を使う。このため認知症防止に効果があると言われています。
野外マージャンは、室内と違いタバコの煙などが気にならない。また、太陽が沈み日が暮れる頃には止めなければならない。こういうことを考えると、野外マージャンは健康増進にいいのかも知れない。
「健康マージャン」
日本でも、「健康マージャン」を奨励している自治体もあります。参加している主婦は、「夫を失い、生きる気力をなくしてポーとしていた時にマージャンと出会い、のめり込んだ。生きがいがみつかったんです」、と効果を話しています。
健康マージャンは、「お金をかけない」 「タバコを吸わない」 「お酒を飲まない」の「三ない」がルールだそう。この方式のマージャンは全国に広がりを見せていると言います。
私もマージャン大好き人間です。時間の経つのが早く、なぜかマージャンとなると一睡もしないで朝を迎えても平気という不思議な遊びです。
ルールとマナーを守りながらのマージャンなら、ジャンジャンやってもいいのではないでしょうか。元気モリモリになるために。元気なうちから楽しみ、老化現象を寄せ付けないようにしましょう。
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