「ひとりが一番」
高齢者の話を聞くと、老人クラブには「絶対入会しない」、「入ったとしても名前だけ」、というケースを耳にします。
老人クラブがイヤなのではなく、「人と話をすると疲れる」、あるいは「人に話を合わせるのがイヤ」、というケースも見受けられます。そういう高齢者に対し、家族は無理に入会させようとするケースもあります。
こういう高齢者は、ゲートボールなとのように団体で行うものはイヤなのです。ひとりで活動が本質的に好きなのでしょう。さまざまなケースでの単独挑戦は、私にはとてもいいことに写ります。
「ひとりで行動」
函館山に登ることは、コースによっては80歳を超えても大丈夫です。山道で行き交う人に、男女問わず「単独」の高齢者が多いですね。
単独行動は、自分の体力と体調を考えて登れる魅力があります。山野草などを観察するにしても、見たい時間ゆつくり見ることができます。会話をすることが苦手な人には「ひとりで行動」することが幸せなのです。
「ひとりで参加」
外国旅行をごいっしょした女性は、80歳を超えていました。半月の旅程を考えると、勇気のいることです。
この方は、外国旅行ツアーに60〜70回参加。南極にも4回足を運んだと言う経験豊富な高齢者だった。カメラの腕もプロ級。外国旅行経験の少ない私にとっては、「旅行アドバイザー」的存在となりました。
高齢ともなれば、家族が付き添いのもとに参加というのが多いように思う。「ひとりで参加」するという活動力に感服しました。
「高齢元気活動時代」
知り合いの高齢者はまもなく80歳。「自信を持った」という話を聞いた。この高齢なのに、函館から札幌までの長距離を一人で運転して往復したという。「疲れもなし」ということですから、「高齢元気活動時代」を感じます。
80歳にもなれば、「長距離運転はダメッ」どころか運転免許返上をせまられる歳と思われている。さまざまなケースを耳にすると、80歳は「元気活動年齢」なのかも知れない。
「単独活動・単独行動の実践」
これからは、「自己責任で健康管理」を自宅でしなければならない時代となります。高齢者の単独活動・単独行動は、場合によっては必要なことです。
高齢になる前に、人に頼らない単独行動・単独活動経験積むことも必要なのかもしれない。元気なうちから、これを考えてみましょう。
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