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◎多人数学級と障害児学級に補助教員配置(試行)「2003・2・22」



  大野町には4つの小学校があります。中心校の大野小学校は、児童数577人。うち3学年は77人・1クラス・38人と39人。4学年は118人・1クラス・40人 40人 38人となる予定です。文部科学省は、多人数学級に対し・分割や教員の増員を昨年認めました。但し、国の財源責任は、40人学級で配置した分に関わるものであり、増員充実の教員費用は各自治体で持つことの条件付きです。

  多人数学級に対しては、「子供一人ひとりと通じ合えない」 「授業で全員に発言させられない」 「集中力がなくなり・教室がさわがしい」 などの弊害意見。少人数にすると、「目が届きすぎ・子供が窮屈をする」 「適度なリラックスができない」 などなど沢山の賛否の意見が、全国ではあります。

  大野町では、平成15年4月1日から、学習指導等充実のため・補助教員(TT=ティームティーチング)を試行で配置することを、議会と相談して進めることにしています。基本的には、1学級が35人を超える学年ごとに補助教員を1名配置する。内容は、主要教科である・国語・算数・理科の基礎学力向上や極め細かな学習指導の充実を目標としています。

  具体的には、多人数学級に・担任プラス補助教員1名配置して、主要教科の授業を行うことになります。この補助教員の費用については、全額・大野町の税金で賄うことになります。
平成16年度以降については、政策評価をして実施の有無を判断したいと思っています

  大野小学校の障害児については、現在の4人から6人に増える予定です。情緒障害児学級 3人 知的障害児学級 1人 肢体不自由児学級 2人。教員は基準の4人が配置されます。しかし、この配置教員数では不足の状態であり、こちらについては・国の緊急雇用対策助成金を活用し、補助教員を1名配置し・生活指導や介助の充実を図ることにしています。

  大野町にとっては初の試みです。この計画を受入れてくれた・大野小学校・教職員の方々に感謝すると共に、子供たちにとって実のある試みで推移することを、期待しています。

ティームティーチング = 一つの学級(授業)を2人の教員が指導し、学級担任が主として全体を一斉指導している間に、もう一人の補助教員が・机の間を巡回して机間指導を行うことや、グループ指導などの小人数指導を行うこと。



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