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◎大野町長選挙・第一声(4月22日・役場庁舎前)「2003・5・3」



  統一地方選挙が終わりました。私も、任期満了による選挙に立候補しました。しかし、町民のみなさんの温かい応援のお陰で、無投票で再選となりました。これに奢ることなく、また4年間一生懸命町づくりのために働きますので、変わらぬ応援と協力をお願いいたします。選挙告示・第一声・役場庁舎前での演説内容の要旨は、次の通りです。(野田正気・議長さん 長谷部力松・前議長さん 両名から激励のあいさつをいただきました。感謝を申し上げます。)

  平成15年4月22日 午前8時40分 役場庁舎前で第一声

  陽気な春到来。時節柄お忙しい中・応援に集まっていただきありがとうございました。
大野町長選挙に再度立候補できますことを、光栄に思います。

  この4年間、皆様おひとりお一人の応援と協力、役場で働くみなさんの仕事に対する熱意と努力、そして、議会のみなさんのご教示と協力に支えられ、何とか働くことが出来ました。高いところから恐縮ですが、皆々様に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

  また、鍵谷前町長さんは、せせらぎ温泉、匠の森公園、大野ダムなど、大野町の将来にとって大事な事業を沢山実行されました。先見の明ある数々の施策は、大野町にとって大きな財産です。ここに感謝と敬意を称するものです。

  更にこの4年間、野田議長さんは、手取り・足取り・この若輩者の私が、仕事をしやすい環境づくりをしてくれました。町民のための町づくりは、役場と議会が力を合わせてすることは、当たり前ということを・身をもって教えていただきましたことは、私の大きな財産となりました。この教えを、これからの町づくりに反映させ、恩返しをしたいと考えています。

  私は、再度立候補するに当たり、これからの4年間、どういう町づくりをするかということを皆様に提案しています。過去の実績ではなく、これから何をすべきかを町民ひとりひとりと考えたい、これが私の政治姿勢でございます。

これからの町づくりは、何から何までを行政に求めるのではなく、町民も共に町づくりに働き、町民も共に町づくりに汗を流し、未来の子孫のために頑張る時代となりました。「子孫に誇れる町づくり」 みなさん一緒に頑張りましょう。

  北海道新幹線・新青森駅と新函館駅同時開業は、この道南の地に様々な経済繁栄の効果をもたらします。議会・期成会・町民各位と力を合わせ、一日も早い着工実現を果たしたいと思います。

  大野町市街地を横断する旧国道、子どもたちの通学路としての安全性を考えると、一日も早い拡幅改修が必要です。また同時に、中心市街地の整備も課題であり、これらの早期実現が図られるよう関係官庁に働きかけます。

  町村合併については、目先の優遇助成金や合併特例債にとらわれることなく、考えるべきだと思います。大野町は「自主自立」できる力を持っています。質素倹約に努め・収入に見合う支出を、心がけることが大切だと考えています。

まずは、広域行政の推進を図ることが大切です。ごみ焼却場・消防・し尿処理・下水道処理・公立未来大学等現在も行っていますが、さらに進めるべきだと考えています。
火葬場・図書館・プール・農業加工施設等々、施設の相互利用も積極的に進める考えでいます。

  孫・ひ孫・・・・・・子孫のために自然環境を良くすることは、年月のかかることですが・とても大事なことであり、現代に生きる者の使命でもあります。
大野牧場に広葉樹の森づくりをする「百年の森づくり」の推進。植林が進めば、将来・大野川は、昔の溢れんばかりの川の流れを取り戻せます。

並行して、大野川を活かした散策空間を整備し、環境を活かした都市との交流が活発となるような政策を実行いたします。

  大野町は、北海道水田発祥の地として農業を中心として発展してきたことは、歴史が物語っています。幾多の困難・自然と闘いながら築いてきた先人の苦労は、これからも一番大切にしていかなければならないことです。

農業も、作る立場の政策から、消費者優先の政策に変わりました。安心・安全な農作物つくり。地元の人が汗を流した美味しい物は、地元の人に食べていただく、地産地消にも応援をすべきです。

また、忘れてならないのは、農地の「田んぼ」 「畑」は、大雨の時はダムの役目を果たすなど、多面的な役割を果たしていることです。大野町は、新幹線がこようとも、農業を大黒柱にして生活発展することが、重要なことであります。

  工業団地の造成。この景気低迷な中、開発地区にオープンしました。固定資産税等の収入面、更に雇用の面などでも効果は大きく、今後も積極的に取り組む姿勢です

  地域で頑張る商工会のみなさん、イベントなどでの協力は、お金に換算できない貢献をしております。後継者の問題は、農家よりむしろ商工の方が深刻だと思います。特産品の開発・販売等々に頑張る姿を見ていると、町民こぞっての応援・支援の必要性を感じます。

  教育の面ですが、各学校施設は、老朽化と称しての改築をする時代は、終わりました。修理して大切に使用し、耐用年数以上に・利活用しなければなりません。このことを考え、各学校施設を年次的に修理し、学舎の環境をより一層高めます。

また、多人数学級に対しては、町単独の教員を配置し、教育効果を高めます。

学校で問題が発生すると、学校あるいは行政の責任にしがちな傾向が見受けられます。今一度、教育の原点は「家庭」、これを考えていただきたいと思います。これを推進するため、学校と地域とが一体となって子どもたちのことを考える施策を実行いたします。

  子育ての政策、これが今後一番重要な課題であると、私はとらえています。若い人の所得、とても少ない状況です。とても、子どもを・3人・4人産んでくれる状況にありません。夫婦共働きできる環境づくりの政策を進めます。まずは、小学生の医療費無料化を実現させたいと考えていす。

  おとしよりに思いやりのある対策については、今の水準を落とすことなく進めてまいりますので、安心して生活できると思います。

  少子高齢化の時代となり、地域で助け合うことが一番大切な時代が到来します。町内会を中心に、ひとりの不幸も見逃さない、小さなことは町内会で実現できる仕組みを、議会・町民のみなさんと考え、確立いたしたいと考えています。

  雇用対策は、本来国が調整すべき政策ですが、昨今の雇用情勢は予想以上に深刻です。町独自で雇用対策を行い、この景気低迷期を乗り切ることを考えています。

  時代は「自主自立」を求めています。国が地方に求めているのは、町が自らの財政力を高めることです。この実現には、固定資産税等の収入が期待できる、工業団地造成による企業誘致でございます。また、安定した税収が期待できる給与所得者の所得税でもあります。このために、団地造成による新築住宅や道営住宅、公営住宅建設による給与所得者の増加対策を行うことが必要不可欠であり、このことにも努力いたします。

  4年間町政を担当して感じたことは、自らの足で歩いて聞いた、「小さな思い」 「小さな声」は、町づくりの政策立案にとても役立ったということです。これからの4年間も、この自らの足で走り回る姿勢は・続けてまいります。

  北海道新幹線が、夢から現実のものになろうとしています。大野町の歴史を変える期待が、込められています。こういう時こそ、町民のみなさんが選ばれる議員さん・町民・関係機関・役場が一致団結し、一丸となって町づくりを進めるべきと考えますが、みなさんいかがでしょうか。
私は、みなさんからいただく温かい応援を背中にしょって、「初心を忘れず」一生懸命働くことを誓います。
みなさんの清き一票は、自らの意思と自らの考えで、この吉田幸二に決断してください。

 私の政策に共鳴していただけるかたは、今日の午後5時、再びこの場所で、私の話を聞いていただくことをお願いいたします。
温かい応援、よろしくお願いいたします。

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