町内にある・藤崎整形外科クリニックさんでは、職員が 「ひだまり」 という手づくり新聞を発行しました。通院している患者さんの作品など多彩な記事がギッシリ。得をする情報も満載。一度手にしてみてはいかがですか。私もこの新聞の原稿を依頼されました。投稿したのが次のものです。
タイトル 老人デビュー前にしておくことをすすめまーす
横浜市の 「高齢化社会をよくする虹の仲間」 は、大野町の森づくりを応援している市民グループです。今年も25人のお年寄りが3回目となる植樹にやって来ました。
その仲間のみなさんが、約束はしっかり記録に残そう、苦労した人が報われるために、という思いをこめて 「老いじたく覚書き」 の本を発行したんです。
人はかならず老いる。老いた時、少しでも自分の考えていることを取り入れて介護してほしいという願いを、元気なうちに記しておこうというものです。
痴呆や脳血管障害などの思い病を患った時、「在宅か施設介護か」「在宅の場合は誰に面倒をみてもらいたいのか」「施設入所の場合、どんな施設を望むのか」「介護保険利用のヘルパーは、どの程度関与してよいのか」「身体拘束の有無」・・・・・・・さらには、財産の状況・生命保険・死んだ時知らせる・知人・友人・遺言・相続・葬儀・・・・・。介護方法で意見が、家族や親戚で分かれる話をよく聞きます。介護する人が迷わないためにも、記しておくということは大切なことですね。
老いの初期症状は、藤崎院長さんがいつもおっしゃってると思います。「物忘れがひどくなる」 「財布が見当たらなくなる」 「頑固で自分勝手になる」 「不満が多くなる」 「入浴がおっくうになる」 「幸せそうな人をうらやましく思う」 などなどですよ。
本にはひとつの例が。「やってこない兄弟」。親が健康な時には問題なかった兄弟も、親が倒れ寝たきりとなるや一変した。来ないだけでなく、電話で親の状況を聞いてくることもない。・・・・・・・・。そして 「長男なら看るのは当たり前、何が言いたいの?」 と言われてしまった。「ありがとう、大変でしょう」 という言葉が欲しかった。
大野町は 「協働(みんな)でまちづくり」 を進めています。老いじたくの覚書きを記すことは、介護保険の利用・医療の効率化・役場の手続きがスムーズなど、まちづくりの運営に貢献することも期待できます。協働でまちづくり、考えてみましょうよ。
みなさんの、「長命より長寿」 祈ってまーーす。
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