1月22日と23日の両日、道内の若い青年農業者が日頃の実践活動や研究活動の成果を発表する、道青年農業者会議が開かれました。
演示部門で大野町4Hクラブ員の制作した、トマト定植用マルチカッター 「ホリーポッター」 を部員の高橋良明さんが発表し、最優秀賞を受賞しました。毎年さまざまな農業用具改良に挑戦し、成果はいつもバッチシ。
トマトの定植は、マルチ(ビニールシート)を土に敷き、それをカッターナイフで必要部分を切り取り、更に植える穴を掘り行います。この二重作業は、しゃがんで行うので腰への負担が大きくかかります。
この作業効率を高めることに着目し、「立ったまま作業ができないか」 「作業時間の短縮ができないか」 「軽くして使いやすくできないか」 「マルチへの穴あけと穴掘りを同時にできないか」という改善に挑戦した。
努力の結果は、「アルミ製のスライド式の柄を取り入れ、作業する人の身長に合わせられるようにした」 「片手でもマルチに穴を開けられるようにした」 「土を掘る部分を重くし、その重みで12センチのポット部を自然力で穴開け可能にした」 など作業効率アップの問題点を全てクリアーした道具を作った。
穴開け作業時間・定植作業時間が大幅に短縮さることになったこの 「魔法の道具?」、材料費は消費税を入れて 1,449円 だという。さらに改善を加えれば、特許申請?もと部員は意気込む、それほどの自信作なんです。。
夏には九州で開催される全国大会に出場だという。評価を得て、大野町4Hクラブの名を大いに高めてきてほしい。
大野町4Hクラブの紹介
農業技術の向上と青年同士や地域との交流を目的とした、大野町若手農業青年グループです。
昭和26年に「大野村4Hクラブ連絡協議会」が創設されたのが始まり。昭和48年に「大野町4Hクラブ」となり現在に至る。現在クラブ員は20余名、毎月の定例会での意見交換・作物の現地研修会・先進地の視察などを行い農業技術の向上に努力をしている。さらに、祭りに積極的参加し地域住民との交流にも励んでいます。
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