SEC Grousenet Middleware Package
grousnet upnp







Grousenet UPnPにてご提供する、UPnP(ユニバーサル プラグアンドプレイ)の技術概要について、ご説明いたします。詳細に関しては、UPnP Forumに掲載されている仕様をご確認ください。




 UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)とは、家 庭内のパソコンや周辺機器、AV機器、電話・家電製品などの機器をネットワークを通じて接続し、相互に機能を提供しあう為の技術仕様で す。1990年に米国マイクロソフト社が提唱し、多くの企業が支持している技術です。イ ンターネットで標準となっている技術を基盤とし、UPnPを導入することによって、ネットワークにつなぐだけで複雑な操作や設定作業を伴うこ となく機能するようになります。
 UPnPの規定を検討しているUPnP Forumには、550社以上の企業が参加しており、いくつもの作業委員会が標準デバイス・タイプの開発に当たっています。



 UPnPを実現するプロトコルは、インターネット上で標準となっている技術を基盤としています。
 
基 本となるプロトコルはHTTP及び、HTTPプロトコルのUDP版であるHTTPU/HTTPMUになります。

 更に、HTTP、HTTPU、HTTPMUの上位プロトコルとして、ネットワーク機器の検出を行うSSDP(Simple Service Discovery Protocol)、状態変更などの状態を通知するGENA(General Event Notification Architecture)、デバイスのコントロールを行うSOAP(Simple Object Access Protocol)を使用しています。



 UPnPの世界は、大きく「デバイス」と、「コントロールポイント」の2つの機能に分かれます。

デ バイス UPnP1.0勧告では、デバイスはサービ スの集合体、もしくは、ネストされたデバイスと 明記されています。サービスとは、例えばラジオを一つのデバイスであると仮定した場合、時計を表示するクロック処理や、バンド、音量などを調節するコント ロール制御等、一つの機能を実現するための制御を、サービスと呼びます。そのサービスが集まって、一つのオーディオデッキというデバイスになる訳です。
コントロールポイント 他 のデバイスをコントロールする機能を、コントロールポイントと呼びます。例えば、UPnPを使用したネットワークリモコンや、デバイ スをコントロールできるWindowsパソコンがそれにあたります。Windowsパソコンのように、デバイスと、コントロールポイントの両方の機能を持 つことも可能です。









 アドレッシング機能は、
自動的にIPアドレスを決定する機能です。ホームネットワークで広く使われているDHCP クライアント機能を基本とし、DHCPサーバよりIPアドレスを取得します。もしDHCPサーバが存在しない場合はAutoIPと いう自動アドレス決定プロトコルを使用して、IPアドレスを確定します。
AutoIP
 
DHCP などで自動的に IP アドレスを取得する事に失敗した場合、「169.254.0.0/16」のアドレス空間から任意の IP アドレスを取得して、ARP ブロードキャストを行い、誰も使っていない場合にそのアドレスを使う。



 ディスカバリ機能は、ネットワーク上の機器の検出を行う機能です。検出には、SSDPと いうネットワーク検出プロトコルを使用します。
 デバイスがネットワーク上に接続された際、デバイスはUPnP ネットワークに対しての告知(NOTIFY)を行い、ネットワーク上の全てのコントロールポイントへ存在を通知します。また、コ ントロールポイントは任意(もしくは全て)のデバイスの検索(M-SEARCH)を行い、 ネットワーク上のUPnPデバイスを検索します。
 この、告知と検索の2つの処理を行うことよって、コントロールポイントは、自分が制御できるデバイスを知ることが可能になります。





 ディスクリプション機能は、ディスカバリによって検出したデバイスから、詳細な情報を取得 する機能です。
 デバイスは、その機器毎にデバイス情報(装置名称、種類や、サービスの一覧)や、UPnPを介して制御が出来るサービスのアクション(詳細はコントロー ル機能にて説明します)一覧をXMLドキュメント(ディスクリプションドキュメント)として保持しています。
 ここで、デバイス情報や、デバイス情報を示すドキュメントを「デバイスディスクリプションドキュメント」、サー ビスのアクション一覧を「サービスディスクリプションドキュメント」と呼びます。
 コントロールポイントは、ディスカバリ機能によって検出したデバイスに対して、このXMLドキュメントを取得することにより、自分が制御できるアクショ ンの一覧を知ることが出来ます。


 UPnPネットワーク上では、機器がUPnPネットワーク上に接続した場合にディスカバリ機能によって検出が行われ、ディスクリプション機能によってコ ントロールポイントが実行できる制御情報を知ることが出来、常にこれらの2機能が動作しています。






 コントロール機能は、コントロールポイントが、ディスクリプ ションドキュメントの取得によって知ることが出来たUPnPデバイスを、実際にコントロールする機能です。
 本制御には、SOAPというXMLを応用した規格を使用します。SOAPは、RPC(Remote Procedure Call)をXMLベースで行う規格で、UPnPでは本規格を使用して、デバイスの操作・情報の参照等を行うことが出来ます。
 例えば、コンフィグの設定変更や参照、デバイスの操作等、コントロールポイントからデバイスに対する命令は、本機能を使用して行います。




 イベンティング機能は、いわゆる状態監視機能として実装さ れています。例えば、とあるテレビデバイスが、とあるコントロールポイントAからのコントロール制御によってチャネルを4から3に変更された場合、デバイ スは、自分が管理しているコントロールポイントに対して、「チャネル3にが変更された」という告知メッセージ(NOTIFY)を送信します。
 これによって、同一UPnPネットワーク上に存在するコントロールポイントBも、コントロールポイントCも、テレビデバイスのチャネルが変更された事を 知ることが出来ます。
 コントロールポイントは、あらかじめデバイスに対して、状態変更が発生した場合に自分に通知する旨の登録要求(SUBSCRIBE)を行う必要がありま す。






 プレゼンテーション機能は、UPnPデバイスのメインURLへ接続し、WEBブラウザ等を使用してコンフィグ設定を行う為の機能です。Windows XPの場合、デバイスが検出されると 「マイネットワーク」上に検出されたデバイスが表示されますが、ここをダブルクリックすると、デバイスディスクリプションで指定していたプレゼンテーショ ンページへアクセスします。
 本ページから、デバイスのコンフィグ設定などを行うことが出来ます。
 これは、通常のWebコンフィグページとしての役割と同等になります。




※本ホームページに掲載の内容は、予告無く変更する場合がご ざいます。予めご了承ください。
※本ホームページに掲載されている記事,写真,図表などの無断転載を禁じます。
※Windows(R)は、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標、または商標です。
※UPnP(TM)は、UPnP(TM) Implementors Corporationの商標です。
※Armadillo及びロゴマークは株式会社アットマークテクノの商標または登録商標です。
※NORTi は、株式会社ミスポの登録商標です。
※Centeは、データテクノロジー株式会社の
登録商標です。
※本サイト上で記載されている製品名および商品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
※「Grousenet」は、株式会社エスイーシーの登録商標です。(商願2004-119521)

COPYRIGHT(C) 2004 SEC CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED

多機能気象観測システム
WeatherBucket」のご紹介

Grousenet ミドルウェアパッケージ
のご案内