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◎職員のりユース的発想の効果



  日本経済が低迷を続け、雇用不安が現実のものとなってきました。
  日本だけはお金持ちで大丈夫、と皆が思ってきたように感じます。生活自体が贅沢になっている
 のを知らずに過ごしてきたツケが回ってきたように思えます。
  NHKテレビで、物を大切にする一環としてリユースが産業として経営を成り立たせることが放送さ
 れました。リユースとは、自動車を生産する例でいうと、廃車になった車の部品で、使用可能なもの
 は修理整備して再利用するというものです。これによってコストダウンが図られるという。
  この研究は、かなり以前から行われていて、今、成果となって表舞台に出てきたと言う。外国製品
 に勝つためには、日本のコストダウンが最大の課題であり、水を得た魚のように思われる。日本人
 の先を見越したりユースの研究・成果にみるように、今低迷を続けてはいるものの、回復は確実だ
 という心強さを感じます。
  当町においても、リユースとは異なるものの、財政苦境の折、使えるものは使う精神で町民の負
 託にこたえることを目指しています。
  町民プールを例にすると、財政豊かな自治体では通年泳ぐことが出来るプール建設を行っていま
 す。当町では、既存のプールを改造し、10ヶ月まで可能に改善しました。暖房は、大野小学校体育
 館建設で不要となった遠赤外線暖房機を使用するなど、リサイクルを活用し、新築と比べると微々
 たる金額で喜ばれる施設に変化しました。
  再利用できるもの、いくらでもあります。これを進めるには、職員の意識を変えていただかなけれ
 ばなりません。ともすれば、自分のお金を出すわけではないので、新しいものにすぐ飛びつくきらい
 があります。
  また、スムーズに実現するには、横の連携がとても大切で重要な役割となります。(課と課のつな
 がり)
  今回例にあげた、町民プールは、財政が苦しいときにはどうすれば予算をつけてくれるかと言うこ
 とに知恵を絞った担当職員の提案です。こういう提案をしてくれると言うことは、大野町にとって頼も
 しいことです。


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