62 ◎ 救急車の時代 ・・・・ 往診 「2005・10・25」
テレビで、東京の下町・高齢者地帯で往診に励む58歳の医者が紹介された。往診を受けるお年寄りの喜ぶ顔は、本心から感謝している顔だ。時を同じくして、我が家の主治医だった野本医院の院長・野本幸雄さんに招かれた。夫妻ともに元気印。風邪をひいて寝込むと、いつでも往診してくれた。風邪薬だって、二日分しかくれなかった。治り具合を診てからでないと出せない・・・・・・患者の立場を考えた治療は信頼できた。今は、救急車を呼ぶのが主流、時代の変化を感じます。
61 ◎ 要る 改善 ・・・・ 作況指数 「2005・10・25」
大豊作、喜び半分。北海道新聞に載った「過剰米対策」発動の公算の記事。米の価格対策助成に、国は条件をつけています。「集荷円滑化対策」という制度。国が補助金を出す条件として、平年作を100とした場合、それを上回った分は過剰米として供出しなさい、というもの。米の農家の手取り、今年の政府保証は60キロ(一俵)1万1千円前後ですが、過剰米は6千円と半減額となる。第一の問題は、作況指数の採り方です。国は、直径1.7ミリの網目で振るいにかけ、落ちたものを「くず米」とする。これを基準に主食米の作況指数を出している。ところが、北海道方式は、網目を1.9ミリ〜2,0ミリを使い粒を大きめにしている。したがって作況指数は大きくダウンする。今年の国が発表した指数は、全国が102、北海道全体が109、渡島は108です。従って農家の言い分は、実際に使用している網目で指数を出してほしいというもの。農家の言い分は、理にかなった要求です。町としても、改善を国に要望しましたが、見通しは真っ暗。第二の問題は、この制度に加入しないで直接販売している人がいることです。本来過剰米となるはずのものが流通していることも、制度を複雑にしています。
60 ◎ 早朝と夜 ・・・・ いい匂い 「2005・10・24」
霜が降りる寸前が、甘みがでておいしいんですよ。そう、「ぶどう」です。今年は天候がよかったからでしょうか、我が家の栽培ぶどうが珍しく大豊作。霜が降りても大丈夫、を願い袋をかけました。この時期、ぶとうの甘い匂いが周囲を楽しませてくれます。
59 ◎ 現実になってきた ・・・・ 74歳までは高齢者予備軍 「2005・10・24」
厚労省の医療改革試案が新聞に。65〜74歳・自己負担2割の見出し。国の医療負担が膨らんだので改革するというもの。入院の必要のない「社会的入院」、「過剰な診療や投薬」・・・・・これらを放置したツケだという。これは国民的議論のたたき台だとも言っています。74歳までは、社会的負担をしなければならないことが現実になりつつありますね。
58 ◎ 澄んだ朝の空気 ・・・・ 栄養満点・元気がでます 「2005・10・23」
降霜時期の朝の空気、美味しいですね。青空も澄んで深く、なんとも表現できない「いい匂い」がします。今年は霜が遅く、我が家の畑では露地栽培のトマトが完熟しています。今時期のトマトは、朝の冷たさで果肉がしきしまりオイシサバッチシ。遅霜の恩恵です。
57 ◎ 志 ・・・・ 自分一人のためのは「欲望」 「2005・10・23」
鍵山秀三郎さんの言葉。「志」とは、高い山のようにはるか彼方にあって、簡単に手にすることができないものでなければなりません。しかも、「志」に向けて努力するそのことが、自分自身のためになるばかりでなく、社会のためにもなり、国家のためになることが重要です。
56 ◎ 晩秋・霜降の時節 ・・・・ 霜はまだかいな 「2005・10・22」
暦の上では、10月23日頃を「霜降(そうこう)」という。「つゆが陰気に結ばれて霜となりて降るゆえなり」、と暦便覧に書いてあります。今年は暖かく、まだ霜の降りた気配はない。昔は稲刈りの頃、霜が降りそうな夜はタイヤや干草をいぶした煙を出し、霜対策をした。この頃はそんな光景は目にしない。地球が暖かくなっているのでしょう。
55 ◎ アメ玉事業では・ないっ ・・・・ 心が痛む 「2005・10・22」
10月17日・北海道新聞に、何が道財政を追い込んだか「危機の深層」という記事が。{道は堀道政時代の1996年、土地改良事業の農家負担が少なく、一定額を道が補助する「パワーアップ事業」を新設した。道庁のある特別職経験者は「自民党支持者が多い農家への受けもよく、土地改良の公共事業も誘致できるアメ玉事業だった」と明かす。} 私たち農業地帯に住むものは、農家が国民のために安心・安全な食料を安定供給するために汗を流している姿を毎日見ている。農地の基盤整備率はまだ半分。農家が生き延びるための改善に投資していることを、「アメ玉事業」と言われることは、心が痛むなあ。
54 ◎ ジャンケン論法 ・・・・ 結果は??? 「2005・10・21」
昭和30年、美空ひばり・江利チエミ・雪村いずみの「ジャンケン娘」が東宝で映画化のことが、新井恵美子・著「女たちの歌」に書かれている。{3人とも勝ち負けはなし、グーはパーに負ける。チョキはグーに負ける。パーはチョキに負ける。3人は同等というジャンケン論法。3人のうち最初に結婚したのはチエミで、昭和34年に高倉健と。しかし義姉の裏切りが原因で13年目に離婚。次がいずみで昭和36年にアメリカ人のジャックセラーと結婚。マリアちゃんをもうけたが4年で離婚する。昭和37年、小林旭と結婚したひばり、大物カップルでマスコミは大騒ぎしたが、2年足らずで離婚。} この話を読むと、天才娘を妻にすることの難しさを感じますが、山口百恵・西田佐知子などの輝きも・・・・・・。
53 ◎ 凍りそば ・・・・ 郷土そばの逸品 「2005・10・21」
歴史が古い本州には郷土料理も多いですね。長野県北部に伝わる「凍りそば」。そばを冷や水で冷やし、ひとくち大にして輪にする。これをよしずにのせて一晩干すと、カチカチのそばになるという。さらに1ケ月ほど乾燥させて出来上がり。私は食べたことが無いので「味」はワカランです。
52 ◎ 外食のごちそう ・・・・ 快食??? 「2005・10・20」
出張・同期会・会食などが続いた。ごちそうを食べることになるので、本当は「快食」であるはずですが。やっぱり、我が家の定番食・「ご飯にのりをまぶしプラスひき割り納豆」が美味しいですね。新米の「ふっくりんこ」をかために炊いたご飯は、表現しずらい美味しさですよ。
51 ◎ 西高東低 ・・・・ 西高成功? 「2005・10・20」
「西高東低」の言葉は昔からよく使われますね。総理大臣は大阪より西が圧倒的。「歴史が違うよ」といって東はなぐさめ合うのが精一杯。平成の大合併だって、圧倒的に西。住民の得になることを第一に考えるからだろうか。テレビで、フジテレビ、TBS、阪神電鉄・・・・・・この仕掛け人が西の人であることを。東も積極的になる姿勢、これが求められているのかも。
50 ◎ 考りょしてほしい ・・・・ 深夜消費エネルギー 「2005・10・19」
15日・NHK函館の懇談会が開催され、NHK副会長・永井多恵子さんからNHK新生プランの説明がされました。不祥事・隠ぺいなどの改善を図るための経営改革に期待したい。柱のひとつ「NHKだからできる放送をさらに充実させる」ことの中で、「深夜放送の必要性」についての考え方も話されました。私たちは、地球温暖化防止のために森づくりに汗を流したり、庁舎の電気をこまめに消したりなど、さまざまな節減をしています。このような小さな協力をいくらがんばっても、深夜放送で各家庭がエネルギーを使うことであっては困る。必要性について吟味したものだけにと願うものです。
49 ◎ 山高くして ・・・・ 月上ること遅し 「2005・10・19」
鍵山秀三郎の「一日一話」。高い山の麓にいると、月の出てくるのも遅い。山が高いからなかなか月が見えない。つまり、自分の志が高いがゆえに、自分の願いに到達することが遅く、なかなか叶えられないという意味です。それでも、諦めることなく、初心を貫き、大きな志に挑む。こういう考え方がとても大切だと思います。
48 ◎ きょうつけ・礼っ ・・・・ 授業は大嫌いだったなぁー 「2005・10・18」
15日・函館中部高校の創立110周年記念として同期会が。学校での模擬授業も。帯広市内の中学校で校長をしている同期の森戸春樹さんが講師。自身がルーマニアのブカレスト日本人学校に赴任していた当時の貴重な体験を話してくれた。黒板・チョークなどを使っての講義を受けると、高校時代のさまざまな思い出が頭に浮かんできた。もう少し勉強していたらなぁーなど反省もいっぱい。
47 ◎ 気が晴れた ・・・・ トンコ・トンコと歌えば 「2005・10・18」
「あなたのくれた帯留の だるまの模様がチョイト気にかかる・・・・・・」、歌詞もメロディーもまだハッキリ覚えている。そう、昭和26年発売・古賀メロディーの「トンコ節」です。私の亡くなった兄は歌謡曲が大好きだった。そのレコードの中に、「トンコ節」があったんです。蓄音機で、何回も何回も聴いたことが、脳裏にやきつかせたのかも。新井恵美子・著「哀しい歌たち」には、戦後まもなくの時代に、気楽な歌が突然流行ったのは、どういう心理状態だったのかが著されている。読んでみましょうか。
46 ◎ われら何のために笑い ・・・・ 何のために哭(な)くや 「2005・10・17」
{「岡倉天心さん、貴方は一体何者ですか」と言って、私は岡倉天心という林に入って行った。岡倉天心が林ではなくとんでもない森であることに、すぐに気づいた。それは抜け道さえ見当たらない果てしなく深い森だった。} 新井恵美子・著 「岡倉天心物語」のあとがきの一節です。真の文明開化を問い、見捨てられていた日本美術を世界の表舞台に押し上げた男の物語は、横浜から始まった。興味のある方は中央公民館・図書室で読みましょう。
45 ◎ 昭和63年から掲載 ・・・・ 207回で幕・お疲れ様 「2005・10・17」
来年1月号をもって「広報おおの」は、合併のため幕を降ろす。長い歴史の中には、さまざな方にお世話になりました。4コマ漫画「おおのさん家のあっちゃん」もその一つです。東京在住の作家・山下由美さんは、白川出身。家庭や職場なとの生活に密着した話題を町民に提供してきた。寂しさを感じる人が多いことでしょう。
44 ◎ 好ましくない継続 ・・・・ 片付ける経費は税金 「2005・10・16」
匠の森公園・東側入り口のゲート前は、違法ゴミの捨て場化している。ここのゴミは、きちんと整理整頓して投棄されるのが特徴なので几帳面な方が捨てているのでは?。でも、「もうガマン」ならん、と係りのものが「捨てないでほしい」という看板を立てました。効果あり、の状態が続いている。
43 ◎ 羽毛と羽根の違い ・・・・ だまされないようにしよう 「2005・10・16」
布団に入っても、温まるまで時間のかかる時節になりましたね。「羽毛布団」と「羽根布団」の違い判りますか。。どちらも水鳥の羽根を詰める布団。「羽毛布団」は、鳥の顔の下、胸から腹にかけて生えている軸のない羽毛を50%以上使ったものなんですって。「羽根布団」は、羽根と羽毛を50%以上使ったもの。くれぐれも、訪問悪徳商法にだまされないよう、お互い気をつけましょう。
42 ◎ 北海道新幹線・成功のカギは ・・・・ 地域の理解と協力 「2005・10・15」
北海道新幹線の測量などの準備作業、建設工事が、順調に進んでいるようです。11月27日には、延長約8キロの当別トンネル着工式が、木古内側で行われます。鉄道・運輸機構・札幌建設局の頑張りに拍手です。地域もこれに応えるために、函館広域幹線道路整備促進期成会を13日立ち上げました。この中で、新函館駅周辺幹線道路整備について、知恵を出し合うことになりました。新幹線成功の一番のポイントは、「地域の理解と協力」です。
41 ◎ 怠けろというのではない ・・・・ 楽をする工夫を 「2005・10・15」
{人より1時間、よけいに働くことは尊い。努力である。勤勉である。今までよりも1時間少なく働いて、今まで以上の成果をあげることも、また尊い。そこに人間の働き方の進歩があるのではなかろうか。それは創意がなくてはでない。くふうがなくてはできない。働くことは尊いが、その働きにくふうがほしいのである。創意がほしいのである。額に汗することを称えるのもいいが、額に汗のない涼しい姿も称えるべきであろう。} 松下幸之助の言葉。
40 ◎ 最高の味だった ・・・・ 長田式手打ちそば 「2005・10・14」
10月9日・快晴の下、おおの商工まつりが開催された。恒例となった「大野そば愛好会」の出店には、長〜〜い行列ができた。手打ちの「かけそば」「もりそば」が一食300円。この日は400食限定がアッというまに完売。思えば、この会が平成6年に発足するきっかけは、役場・収入役の職にあった長田(おさだ)良三さんの、趣味でふるまう手打ちそばの美味しさに魅了されたことだった。長いもを、おろしがねですりおろし、これをつなぎにしたそばは、言葉で表現できない甘さのある美味しさだった。
39 ◎ 江戸時代は 芋ごし ・・・・ 今時代は ガス抜き 「2005・10・14」
二宮金次郎の言葉「芋ごし」=「人々の気持ちを一つにする方法は芋洗いと同じで、ごしごしと意見をぶつけあう。皆の言い分を全部出させて激論すると、いつのまにか芋がきれいになるように意見は統一される」。そういえば会議でもめた時、「ガス抜き」と称して個々の意見を十分述べさせ、その上でまとめることがあるなあ。新井恵美子さんの「江戸の家計簿」参照。
38 ◎ 山笑う時節 ・・・・ 山にも「銀座通り」が出現 「2005・10・13」
賑やかな通りを「銀座通り」と言いますよね。東京銀座を模しての言葉なのでしょうか。寒露の時節、大野きじひき高原道路も、毎年、短期「銀座通り」となる。そう・そう、キノコ採りの人がワンサカ来るんです。9日の快晴の日も、合羽を着て火バサミを持っての定番スタイルの人で賑わってました。
37 ◎ 油断禁物 ・・・・ 親孝行 「2005・10・13」
「孝行」してますか。父母や祖父母をやさしく労わることが「孝行」???。孝行には、「親孝行」「嫁孝行」「子供孝行」・・・・・たくさんあるんですね。言葉の理屈はともかく、思い立ったら「孝行」してみましょうよ。川柳にありますよ、「親孝行 したい時に 親はなし」。こうならないためにも・・・・。
36 ◎ 農家収入 ・・・・ 日々心配 「2005・10・12」
10月9日・清水川地区の農家が「くん炭」づくりを始めた。来年の苗温床の土づくり用。農家の人は、雪が降るまで、秋始末と春のまきつけ準備と休む暇がない。さらに、サラリーマンのように収入が一定していない。市場に出荷する日々の値段によりその日の収入が決まる。「豊作貧乏」という言葉のごとく、天候が良いと野菜が採れすぎ値段が低くなります。今年は不安定な低い値段が、農家を悩ませたなあ。
35 ◎ 商工まつり ・・・・ 目玉商品は氷水??? 「2005・10・12」
10月9日・おおの商工まつりが開催された。快晴、そして無風、気温18.5度。こんなに大勢の人が集まったのは久しぶり。天気が良いと、人が集まりますし、物も売れますねえ。商工女性部の先見の目に感心しました。この秋祭りに、「氷水」を販売し、売れて・売れての結果を出しました。この時期の氷水販売、普通考えられますか。どなたの発案なんでしょう。
34 ◎ 二宮金次郎 ・・・・ 幸いは「無心」のものに 「2005・10・11」
ノンフィクション作家・新井恵美子・著「江戸の家計簿」から。二宮金次郎(尊徳)の言葉。「たらいの水を見よ。水を手元に寄せようとすれば、水は逃げる。押してやれば戻ってくる。お金も同じだ、欲しがれば逃げる。要らないよと人にやれば、いやでももどって来る」。お金に限らず欲望はそのことに捉われるとかえってうまく行かない。無心の者に幸いがもたらされる。中央公民館・図書室で読んで、尊徳に学ぼう。
33 ◎ あきれた連携プレー ・・・・ レジ公認万引き 「2005・10・11」
新聞・テレビであきれた食材ドロボーの記事が。中華料理店を経営する仲の良い夫婦が主演。妻がスーパーのレジ係として就職。夫は経営する料理店で使用する食材をゴッソリカートに積み込み、妻のレジで会計。警官が張り込んで御用とした時は、23,000円相当の買い物をして、支払ったのはキュウリ一本分の33円。
32 ◎ 沈黙の臓器 ・・・・ 恐い 「2005・10・10」
平成4年以前に輸血を受けたことがある人は、C型肝炎にかかるケースがあるという。肝臓は沈黙の臓器、重症化するまで自覚症状が現れないこともあるという。全身倦怠感・食欲不振などやっかいな病気。5日、親しくしている72歳の方が亡くなった。昭和37年に出産したときに大量輸血したことによるC型肝炎が因。院内感染など医療現場の事故が多くなってきている。人災がなくなる医療整備を急いでほしい。
31 ◎ 男というのは ・・・・ 女に助けられて大人に 「2005・10・10」
おりゅうは、新三郎の弱いところがわかっている。だけどへこますことは絶対言わない。江戸の深川から始まる旅。新三郎とおりゅうが、命がけで乗り越える人生峠。山本一力さんの時代小説「峠越え」、あなたの家庭に通じるものがあるかも。中央公民館・図書室で読んでスカッとしましょうか。
30 ◎ 一片の演歌 ・・・・ 悲しい人を元気づけた 「2005・10・9」
10月6日・七飯町文化センターで道南地区連合遺族大会が開かれた。戦後60年を迎えようとしている。参加者の遺族を見ると、高齢者が多いですね。戦争の犠牲になった影は、家族にとっては今なお引きずっている。新井恵美子・著「哀しい歌たち」には、戦争と戦後を生き抜いた歌にまつわる苛酷な運命と壮絶な人間ドラマが描かれています。中央公民館・図書室で読みましょうか。
29 ◎ あなたはどちら派 ・・・・ 「いい子」それとも「悪い子」 「2005・10・9」
ホンダの創業者・本田宗一郎の言葉。世間では、オトナの言いなりになる子や、オトナの考え方の枠から飛躍しようとしない子が「いい子」であり、自分の意志を堂々と主張したり、個性的な考え方や行動をする子を「悪い子」というレッテルをはりがちである。けれども私は逆だ。世間でいう「悪い子」に期待している。なぜならそういう子どもこそ個性にあふれ、可能性に満ちた本当の意味の「いい子」だからである。
28 ◎ 弔辞 ・・・・ 若者の言葉に感動と涙 「2005・10・8」
奥村浩之(七飯町議会議員)さんのホームページの一節から。故人の孫から「弔辞をやりたいが、教えてください」と相談があった。意気に感じ「よし力になろう」。「自分の気持ちを、そのまま言葉に出すこと」とアドバイスしたら、感動的な弔辞を・・・・。お別れの言葉。「じじ 俺が農家を継ぎたいからと じじに言ったら 今までたくさん教えてくれたよな じじ 今年は 米が豊作だけど じじに見てもらえず 残念です じじ これからは じじの分 ばばや 父さんや母さんに手伝い 一生懸命頑張るからな じじ 天国から見守ってくれ じじ ありがとう さようなら」。
27 ◎ 寒露の眺め ・・・・ クッキリ・バッチシ 「2005・10・8」
10月8日は暦便覧では「寒露」。五穀収穫たけなわ・山野は紅葉を重ね、秋深しの時節です。この時期の青空は透き通り、眺望に最適の環境となります。6日の早朝は快晴。約20キロ先の函館山がくっきり見えました。ロープウェイのロープまでがはっきり見えたんです。早起きして見てみましょうよ。
26 ◎ 流れるな 涙 心で止まれ ・・・・ 昭和27年札幌生まれが歌う「化粧」 「2005・10・7」
新井恵美子・著「女たちの歌」は、時代をよみがえらせてくれる。中島みゆき・昭和54年のヒット曲「化粧」。「化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど せめて今夜だけでも きれいになりたい」。その今夜とはどんな夜かと言えば、彼との最後の別れの夜なのだ。「こいつ、こんなにきれいだったのか」と彼に気づかせるための化粧を女はする。「こんな事ならあいつを捨てなきゃよかったと、最後の最後に思われたい」と歌う。化粧ぐらいで男心を引き止められるとは思っちゃいない。「その気持ちわかる、わかる」と女ならうなずく筈だ。女が化粧することの根底にはそんなしたたかな、それでいていじらしい打算があることを女自身は知っているのだ。中央公民館・図書室で読んで、昔をなつかしみましょうか。
25 ◎ 力の入れ加減で好みの仕上がり ・・・・ おろしがね 「2005・10・7」
テレビショッピングで、野菜の電動おろし器が。ダイコン・リンゴ・長いもなどを、次々スイスイおろす。包丁を使えなくても大丈夫の時代になりましたね。小さい頃、黄金色の鉄板にぶつぶつの凸凹がたくさんつくられた「おろしがね」を使い、母がおろしたリンゴは美味しかった。力加減によっては、きめが荒くも細かくもなったなあ。
24 ◎ 気持ちが通じる ・・・・ 助け合う心 「2005・10・6」
10月2日・障害者施設「ふじの学園」、特別擁護老人施設「敬楽荘」の入所者を激励する催しが開かれました。応援にかけつけたボランティアの方は300人、ありがたいことです。特にうれしかったのは、ふじの学園から社会復帰のために「まるめろ寮」に移り住み、働いている4人の女性の行動です。ボランティアのネームを付け、ふじの学園生の手を引いて面倒をみていたことです。助け合うことの大切さを、知らされました。
23 ◎ もったいない ・・・・ ならば活用して使用 「2005・10・6」
耐用年数60年の建物が30年経つと、老朽化を理由として建替える。公共事業は、「新しくなれば」住民は幸せという感覚を植えつけてきた感じがする。考えてみれば、負担は税金ですものね。行政に関わるものとしては反省です。外国では、100年以上も経つ建物に住んでいたり、改造して長く使う工夫を。日本もようやく古いものを大切にする、さらに活かして改築するなどの認識が高まりつつあります。歓迎・歓迎です。
22 ◎ 禁句 禁句 禁句 ・・・・ どこで採ったか 「2005・10・5」
ぼりぼりキノコをいただいた。我が家の今年初物。だいこんおろしを入れたみそ汁は美味しい。我が家では、キノコの王様です。キノコといえば、以前新聞の投書にでていた記事を思いだすなあ。「珍しいキノコを配ったら、どこで採ったかをしっつこく聞かれた。場所を教えれば、口コミで次から次えと伝わるので教えるわけにはいかない」。という内容。苦労して採ってくる人の気持ち、わかるなあー。
21 ◎ ゴミを拾う人は ・・・・ ゴミを捨てない 「2005・10・5」
鍵山秀三郎の一日一話から。「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」。大切なことは、一歩を踏み出す勇気。一歩踏み出さなければ、前に進むことができません。具体的には、足元のゴミを拾う実践から始めることです。ゴミを拾う人は、不思議とゴミを捨てないものです。足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に何ができましょうか。
20 ◎ 馴れ合い ダメッ ・・・・ 得心がいく仕事を 「2005・10・4」
カネボウと監査法人の、ゆ着事件には驚いた。ゆ着の原因は、「なれあい」。松下幸之助さんの「得心がいく仕事を」、この精神を忘れてほしくないなあ。{私たちが仕事なり商売を進めていく上で、いいかげんな妥協をしない、言いかえれば自分に得心がいくまでは仕事を進めない、ということが非常に大事ではないかと思います。たとえば、かりにある品物に大量の注文があったとします。そういう場合に、ともすれば、あとで注文が取れなくては困るからというので、つい安易に妥協しがちになります。けれども、そういうときに往々にして失敗があるわけです。} 今回の事件、高額な契約額・同じ人物が担当、ということが「得心」を失う一因になったのでしょう。
19 ◎ 遅れた時は飲む ・・・・ 遠慮なく3杯 「2005・10・4」
秋は味覚のシーズン、鍋物美味しい宴会の季節。宴会に遅れると、「かけつけ三杯」と酒を飲まされた経験ありますよね。武家の酒宴の作法に、「式三献」というのがあり、乾杯を三回してからでないと正式の宴会に入れない約束事があったという。結婚式の三々九度もしかり。歴史あるしきたりに従いましょうよ。
18 ◎ 来夢来人・緑基金 ・・・・ 百年の森づくりに・感謝 「2005・10・3」
横浜市に、「来夢来人(らいむらいと)」という緑を守る3人の仲間(皆藤純子・山下由巳・中島ゆみ)がいます。仲間の目的は、「森は地球の肺です。肺がなくては人が生きていけないように、私たちは森なしでは生きることができません。この地球を、永遠に美しく安全なものにするために、私たちは自分たちでできる小さなことから始めます」。小冊子の本をつくり、それを販売して益金を生み出し、それを寄付する仕組み。その大切な益金の一部を、このほど大野町百年の森づくり基金に、過分の寄付をしてくれました。また代表の皆藤さんは、今春行われた北海道植樹祭にも参加しました。社会貢献に、だだ感謝・感謝です。
17 ◎ 経費削減は ・・・・ じょうずになること 「2005・10・3」
ゴルフというのは、初心者ほど金がかかるようになっている、と思いませんか。「ナイスショット」の掛け声に安心。ところが途中から玉は大きくスライス。玉はガックリのOBに。そして玉も藪の中にお隠れ。または、「池ポチャ」、経験あるでしょう。調子の悪い日は、5個も10個も失くしますよね。一個600円〜1000円を越える高級品のことを考えると。初心者ほどサイフを寒々させますね。
16 ◎ 手作りのり ・・・・ たまらない味だったなあ 「2005・10・2」
日本海側の物産店をのぞくと、大好物の岩のりが置いてある。棚に並べてはいないが、「手作りのり・大判一枚3800円あります」、という張り紙があった。値段もいいねえ。寒の入りの寒さの中での収穫、そして自然乾燥が、貴重品とさせているのでしょう。私が学生の頃の母の弁当は、のりが二段のごはん、それに醤油がまぶされ、おかずはなし。美味しくて・美味しくていつも注文・・・・・今でも忘れていない。
15 ◎ 卵を盗む者は ・・・・ 牛を盗む 「2005・10・2」
「明日の親鳥より 今日の卵」=明日のことはあてにならないから、今日わずかでも手に入った方がよい。「丸い卵も 切りようで四角」=物は言いようで良くも悪くもとれる。ことわざは、私たちをたしなめてくれますね。
14 ◎ ギャフン・反省 ・・・・ 痩せましたね 「2005・10・1」
私は、この頃少し痩せました。久しぶりに会ったひとからは、「痩せたね」と言われます。久しぶりに会った・東京に住む80歳代の大先輩女性に、「痩せましたね」の言葉をかけた。返って来た答えが、高齢者に「痩せた」言葉は禁句なのよ???。ガンを患っているのでは・・・・・・。でもその方、痩せたお陰で膝に負担が少なくなり、元気倍増だという。
13 ◎ もったいない ・・・・ 宝の持ち腐れ 「2005・10・1」
「宝の持ち腐れ」という言葉がある。一級建築士の資格があるのに、活かす職場に配置されないなど、悩みながら働いている人、多いことでしょう。人事異動をするにあたり、資格を持っていれば配置は容易にできる。しかし、資格不要の潜在能力を見い出してあげることはむずかしいなあ。「もったいない・もったいない」。自己PRを積極的にできること、これが一番の解決方法に思う。悩んでいる人は、今日から自己宣伝発信ですよ。
12 ◎ 我が家にもやってきた ・・・・ 秋 「2005・9・30」
夜・外に出て空気を吸うと、やっと秋の香りがするようになりました。毎年・少し肌寒さを感じる頃になると、我が家のぶどうが、熟し始める香りを家の周りにふりまきます。これが、我が家の初秋なんです。ことわざに 「秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む」 秋風は夜になるとやみ、夫婦喧嘩も夜になるとちゃんとおさまる。秋は思いっきり夫婦喧嘩をしても大丈夫ですよ???。
11 ◎ 無礼者ッ ・・・・ 気苦労 「2005・9・30」
{Bさんは、偉い坊さんでした。今はお世話が必要なため施設にいます。ある時、施設の職員が、「オシッコどうですか?」と声をかけました。Bさんは職員をカッとにらんで、「無礼者」と言いました。Bさんは、みんなに聞こえるような声で言われたことが、恥ずかしかったのです。それから職員たちは、お年寄りの耳元に口を近づけて「お手洗いへ行きましょう」と、そっと言うように・・・・。} (施設の職員が書いた本から抜粋)。福祉施設の現場で働く人たちは、気苦労が多いんですね。
10 ◎ こぼう ・・・・ 効く 効く 効く 「2005・9・29」
野菜のこぼう、体にいいんですってね。我が家の畑で母は栽培していた。そして母の作ったキンピラごほうの味、いまでも忘れないなあ。ごぼうは繊維質なので慢性便秘に効くらしいですね。こぼうを煎じた汁、へんとう炎・口内炎・歯ぐきのはれにも効くらしい。この汁、軽い切り傷・虫さされ・火傷・ジンマシンにも効くという。もちろん、あせも・しもやけにも。試してみましょうか。
9 ◎ がんばれと どうもですます ・・・・ 社交術 「2005・9・29」
知り合いと合うと、「やあ どうも どうも」 ということありませんか。友だちと合うと、「じゃあな がんばれよ」「お前もな がんばれよ」 これはどうですか。私は無意識のうちに連発しているなあ。「何がどうもなのか」、「何をがんばれなのか」と、聞かれれば応えに詰まるなあ。この頃、片手を上げての「やあ どうも」が多くなってきた。年をとってきたからかも知れない。
8 ◎ 人間教育の場 ・・・・ 家庭もそうだなあー 「2005・9・28」
「お客様に心の底から喜ばれる仕事をしなさい」と厳しくしつけられると、どんな場合でも人のことを真剣に考えられる社員が育ってくる。また、きちんとした挨拶をしなさいと厳しく教えられると、私生活においても、きちんとした挨拶ができる人間になっていく。その意味では、職場は最高の人間教育の場である。志ネットワーク代表・上甲晃さんの話。
7 ◎ お年寄りは ・・・・ 会話が大好き 「2005・9・28」
{とってもよくおばあさんのお世話をするお嫁さんがいます。みんな感心していました。でも、お年寄りがいつも寂しそうな顔をしているので不思議に思い、たずねました。「うちの嫁は本当によくしてくれるけど、一言も口を聞いてくれない。世間様には良い嫁と言われるけど、私は寂しくて・・・・・」、と言われました。お嫁さんも疲れきっているのでしょう。} ということを施設に勤める人が。施設に入れば、職員が優しく対応してくれる。これは給料をもらっての仕事。家庭・家族となれば・・・・・お嫁さんの気持ちもわかるなあ。
6 ◎ おせっかいに反省 ・・・・ 親切という名の 「2005・9・27」
「こっちは親切のつもりで やったことだけど 当人にとっては 余計な おせっかい だったかも そっとしておくことが 一番よかったのに」 相田みつをさんの言葉です。頼まれもしないことを勝手にやることは、「小さな親切 大きなお世話」になることもあるという。私も身に覚えがあり反省・反省です。
5 ◎ 姿を見せた湿原 ・・・・ 散策路を造ることが急務 「2005・9・27」
山野草や昆虫が喜ぶ湿地帯、自然の恵みがなければ簡単にできるものではない。きじひき高原の鉄山(てつやま)湿原(名称は私が勝ってにつけたものです)も山野草の宝庫。春はミズバショウの群生、秋はサワギキョウの群生などが楽しめます。黒アゲハ・黄アゲハが乱舞する昆虫の喜ぶ花の蜜がいっぱい。ミズバショウは水加減が生息の大事な条件。国有林監視員の三国実さんが、水加減を調整する小さなダムをボランティアで設置してくれました。来年春が楽しみです。
4 ◎ 経験を経て進歩? ・・・・ 実はどんどん退化? 「2005・9・26」
志ネットワーク代表・上甲晃さんの言葉。{新入社員のときは実行できるのに、先輩になればなるほど、実行できなくなるのはなぜか。それは技術的に難しいからではない。新入社員のときには、素直さ100%なのである。会社に入りたての頃は、心は真っ白。一点の曇りもないのだ。それが経験と共に、曇り始めるのである。素直指数、すなわち人間の素直な心の計数化すれば、新入社員の時が最高で、それから落ちる一方なのである。経験を積めば積むほど、傲慢になり、生意気になり、ずぼらになり、横着になる。言葉を変えるなら、素直な心がどんどん失われていくのだ。} 気づかないのは自分だけかも、私は反省・反省・反省。
3 ◎ 永代祠堂供養 ・・・・ 宗派にこだわらず 「2005・9・26」
町内の方から、「お墓を守る人がいないので困った」、「遠くに住む子どもに先祖代々墓を守ってもらうことは、気の毒だ」という声をよく耳にします。光明寺新聞・秋彼岸号に、この問題解決の記事が。「身内にご縁の無い方、お子様をお持ちでない方、後継者が居ない方は自分の行き先を安ずるものです。そのような方々の為、永代に供養管理するという役目を行っています」という内容。うれしいことに、宗派に関係なく受付るという。
2 ◎ 不可能が可能に ・・・・ 青いバラ 「2005・9・25」
サントリー(株)が、世界初の「青いバラ」をバイオテクノロジーを用いて開発したという。バラの花は、5千年前の古代文明時代から栽培されてきた歴史があるという。品種は25000種以上、色もさまざまなものが。しかし、青系というのはあるが、青色色素のバラは作られていなかった、というより不可能と言われていた。青いカーネションは、1995年に誕生。小学生時代を思い出すなあ。青いインク瓶にすずらんの花を挿し、青いすずらんにしたことを。
1 ◎ 心理的同居人? ・・・・ ケータイフレンド 「2005・9・25」
精神科医の香山リカさんの指摘。携帯電話、「メールを送ると、すぐに返信してくるのは私を信頼しているから」と、人間関係の尺度になっている。これは若者に限った話ではない。人間関係そのものが質的に変化してきた、と指摘している。東大大学院・橋元良明教授が言う、「携帯電話は、家族より親しい心理的同居人とも言えるケータイフレンドもいる」と語る。あなたは携帯電話を、どんな立場にしていますか。
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