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◎「自らに厳しく」を実践する・戸田努さんガンバレ


 昭和31年生まれ・花巻市議会議員・戸田努さんに敬意を表している一人です。
目指すは「元気な花巻づくり」・地域も人も、なにもかも皆元気になるよう全力を尽くします。とスローガンを掲げ頑張っているのです。
すごいなあ、と感心するのは、「政治家として専業に徹します。二足のわらじは履きません」という信条で活動していることにです。
若くて、まだお子さんも小さくお金もかかるのに、市議会議員の報酬だけの収入で活動も生活もしようというのです。全国にはこのようにして頑張っている人が数多くいるということであり、志の高さに只ただ脱帽です。「参考・・議員報酬 35万円・・平成11年11月現在」
 私の知人・戸田努さんが、元気な花巻をつくる会・会報に載せている「戸田努の主張」をご紹介いたします

   「戸田努の主張」
 ・選挙と政治家・
 人の選挙にも関わったことがなかった自分にとって、正に初めての経験でした。さらに、お手伝いいただいた皆さんもほとんど素人でした。当然小さなことにも真剣勝負でした。そこで得た教訓と、現職になってからわかったこと、またさまざまな政治家とのお付き合いや、人の選挙のお手伝いを通じて分かったことなどについて述べます。結論からいうと、政治家の選挙への取り組み姿勢と、その人の現職での政治姿勢はほとんど一致するということです。

 ・Aタイプ
 誰から推されたわけでもなく、自ら手を上げて立候補する、あるいは周囲などから推されるが、最終的には自らの意思として立候補するタイプ。
このタイプの選挙への取り組み姿勢には、以下のような傾向があります。他に責任転嫁をせず、すべての責任は自分にあると自覚して行動する。組織型ではなく、草の根型の方法を取り、ボランティアが多く集まる。選挙費用が安い、など。このタイプの現職時の政治姿勢には、以下のような傾向があります。権力志向が弱い。選挙時と同様他へ責任転嫁をせず、任期中の行動の責任はすべて自分にあると自覚している。日常の後援会活動は金をかけないが、報告会や街頭活動の実施、活動報告リポートの配付などに熱心である。など。選挙に勝って現職の地位を得ること自体が目的ではなく、選挙に勝つことが政治家としての目的を果たすために必要な条件であると認識している。

 ・Bタイプ
 本当は立候補の意思があるにもかかわらず、それを外部に表さずにに、周囲などからの説得に応じたかたちで立候補する。さらには、当選をさせてくれるのなら出てやっても良いと立候補するタイプ。
選挙への取り組み姿勢には以下のような傾向があります。他力本願で、何か事が起きると他へ責任を転嫁する。候補者が一番偉いと威張っている。組織型の体制を敷き、選挙費用も高い、など。現職時の政治姿勢には、以下のような傾向があります。調整型、前例踏襲型であり、改革を嫌う。権力志向が強い。リーダーではなく、ボスとして行動するため、周囲にイエスマンが多い。手柄を独り占めし、良くないことが起きると他へ責任転嫁する。特定の地域や部分利益を代表する行動をとる。票になるための活動には精を出す。腰が高い時と低い時の落差が激しい。後援会活動は、主に次回選挙のために行い、その費用は惜しまない。など。選挙に勝って現職の地位を得ることが目的であり、同時にゴールになつている。次の試合まではひと休みしている。
 いかがでしょうか。

 最初のうちはAタイプでも、次第にBタイプに変わっていく政治家も多く見受けられまする。Bタイプの政治家の数が多くなればなるほど゜、解決すべき課題が先送りされるようになり、それに伴って国民や住民の間に政治に対する不信感や閉塞感が強まります。
 ニワトリ「政治家」を最初に変えなければなりません。それはタマゴ「有権者」の役割です。タマゴに責任転嫁をしているニワトリの多くいる会社に将来はありません。国家や地方自治体も同じです。
 本気で国や地方の将来を考え、本腰を入れて行動する本物の政治家を一人でも多く政界に送り出さなければなりません。このような理由から皆様には選挙の大切さをいま一度良くお考えいただきたい。
 選挙はとても大事です。選挙の時にしか政治や政治家を変えられないといっても過言ではありません。
 皆様には常日頃から政治に感心を持っていただきたいのは山々ですが、せめて選挙のときには責任ある有権者として行動していただきたいのです。日常それぞれのお仕事、家事や育児に大いにお励みください。それにより経済が発展し、また将来を担う国民が育成できるわけですから。お互いがプロとしての役割を分担して地域や国をしっかり支えれば良いのです。当然政治家も政治の分野を受け持つプロでなければなりません。
 自分の任期を延ばすために国民や住民の耳に快い施策だけを実施する政治家や、ろくに何もせず任期を過ごす政治家の存在は、今だけではなく孫子の代まで害でしかありません。しかし、実に多いのです。こういった政治家が、残念なことですが。
本気で国や地方の将来を考えると、自らの任期を脅かす政策を訴えなければならない時と場合が必ずあるはずです。むしろその時と場合の連続かもしれません。私は断じてそれを避けて通ってはならないと思います。たとえ次回の選挙で落選することがあっても。その時は再起を期して浪人すればよいのです。
 ずいぶん厳しいことを述べていると思われるかも知れませんが、少し考えてみると当たり前のことだと思いませんか。
以上のように私は選挙と政治家の姿勢について考えていますが、いかがですか。

 「この文言は、戸田つとむと元気な花巻をつくる会・会報平成12年度版から、抜粋いたしました。」

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