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No.15  2000.8



◎80才を超えて?・・・元気印のお二人

  横浜から植樹にやってきたお二人をご紹介いたします。お一人は81才のご婦人。到着した日は真っ赤なブラウス、次の日は紫系統のピンクのブラウス。とてもおとしよりには見えません。この東京・世田谷の元気印のお姉さんは、首に2本のネックレス、指には?個の指輪。こんなにハデにしているとボケないんですね。
  もう一人の80才の青年。昔NHKのど自慢で3つの鐘を鳴らしたそうで、声量、音程ともプロ級、今でも歌唱指導をしているというからビックリ。「霧の摩周湖」皆さんにもお聞かせしたかった。



◎ダントツの第1位は・・・苦労した食材

  横浜から植樹にやってきた23人のお年寄りに、ジンギスカンをメーンにした昼食パーティーを開きました。あれこれ知恵を出し合ってのもてなしでしたが、思いもかけない食材が、ダントツの人気ナンバーワンでした。
  私の友人が朝3時に山奥深くに分け入り季節はずれの竹の子を取ってきました。これを、皮のついたまま炭火で焼いた「焼き竹の子」。ほぼ全員でした。「こんなに美味しいものは初めて」といって一人で10本ほど召し上がった人も。



◎うれしくなります・・・当たり前のことですが

  犬の散歩による「フンの放置」は、苦情が多く役場でも対応に悩んでいます。
  7月7日早朝、一本木の細い農道を一人のご婦人が、犬を散歩させていました。引く手には、フンを処理する道具が一式。細い農道だったら、草むらでさせても誰も文句を言わないと思ってしまう。
  当たり前のことかも知れませんが、私にとってはとてもうれしい光景でした。



◎深い霧か・・・身体を大切にね

  朝5時半、白川地区でなつかしい消毒方法を見ました。水稲のドロ虫防除の散布を、粉末で行っていたのです。モウモウと白い粉が一面に舞い踊り、深い霧に包まれたような光景です。
  なつかしいねぇ。私が小学生の頃は、我が家でも水田があり、粉末散布をしょっちゅうしていました。口にマスク代わりに日本手ぬぐいをあてた姿が今でも脳裡に焼き付いています。
  でも、心配です。身体に対する影響が。



◎小学1年生・・・立派だなあー

  7月11日の午後、暑い日でした。軽4で役場の前の道路へ出ようとした時、大野小1年生女の子2人の下校とハチ合わせ。私が「お先にどうぞ」と手で合図をすると、スタスタと車の前を横切りました。
  このあとなんです。2人が車の方を向いて「ありがとうございました」と大きな声でお礼を言ったんですね。



◎集団から自由・・・伸び伸びの感・・・

  市渡小学校の集団登校が自由登校に切り替わってから数年経ちます。
  集団の良い所は沢山ある。しかし、欠点もあります。車が列に突っ込んだ場合の事故、道順の都合上遠回りが生ずることもある。
  登校する子供たちを見ていると、走ってみたり、歩いてみたりする子。道端の虫をみつけて観察する子。仲のよい子と花をじっくり見ている子。
  自由登校は、子供たちを伸び伸びさせる教育のひとつのような気がするが。



◎北海道は本気です・・・キャッチフレーズが泣く

  7月27日、東北・北海道新幹線促進三道県による整備促進中央大会がありました。
  来賓の国会議員の方々は代理出席の秘書が多く、先生本人の出席はほんの数えるだけです。
  年に数回開かれる新幹線関連の大会はいつもこの調子です。今度こそは、たくさんの参加で盛り上がった大会を、と期待しながら上京するのだが。



◎現実です・・・考えられないことが

  7月18日、神奈川県伊逗子市の知人がやってきました。聞けば降り立った渡島大野駅から役場まで歩いてきたという。
  約3キロの道程「空気がとても美味しくて、気持ちよく歩かせていただきました」の返答にビックリです。
  そう言えば、東京に宿泊したとき早朝の景色が昼間とは違い、澄んで見えたなぁ。



◎上手に付き合えば・・・病も吹っ飛ぶ

  左足が少し不自由なおとしよりの訪問。見れば父がお世話になった元市渡駅前郵便局長さんです。若いときに脳血栓で倒れたにも関わらず、元気元気で79才だという。
  会話の中から、病気と上手にお付き合いすれば、長生きも可能ということが感じられました。ますますお元気で。



◎喜びも、落胆も・・・顔には見せず

  7月1日は大野町史に刻まれる大切な日となりました。
  北海道新幹線の環境影響調書の縦覧開始、これが完了するとあとは政府の「着工」のゴーサインを待つだけなのです。
  ここまでの道程は長かった。
  縦覧に訪れる人は、比較的冷静のようです。我が家の上空をヘリコプターが旋回したので「もしかしたら」と期待を持って訪れる人も。一喜一憂の心は、内に堅く納めているようですね。



◎4m30cmが壁・・・光りました健闘

  7月16日、札幌円山競技場で、シドニー五輪日本代表最終選考会を兼ねた陸上の日本グランプリシリーズが行なわれました。
  女子棒高跳びの出場にチャレンジしたのは大野町生まれの小野 真澄さん。
  自己の持つ日本記録は4m21cm。出場枠を得るためには、4m30cmをクリアしなければなりません。練習では十分届く好調さを保っていましたが、非常にもバーは3回とも落ちてしまいました。
  オリンピックは参加することに意義がある・・・この言葉をもう一度よく考えてみたい。
  小野さん、長い間の競技生活お疲れ様でした。学校の先生になる夢、かなえられることをお祈りします。



◎国や道職員の利用・・・ありがたーい

  国や道庁の職員、ずい分単身赴任が多いですね。それにしても、馴れっこなのか、一人暮らしを苦にしていませんね。
  7月7日、ある官庁の所長さんが来町され、名刺代わりに出されたカードを見てビックリしました。何とせせらぎ温泉のスタンプカードではありませんか。
  10個貯めると1回得しますよ。とのあいさつにうれしくなりました。



◎思わず心の拍手・・・塁審の行動に

  7月16日、社会人の野球大会が町民グランドで行なわれました。
  少し太めで年増の選手も、ハァハァ言いながら球を追っていました。野球が好きなんですね。
  目に止まったひとコマを再現してみます。
  ファールを追った3塁手は、帽子を飛ばしてファールグランド深く追いましたが捕球できませんでした。塁審に出ていたメイホクチームの青年は、その帽子を拾い上げ、丁寧に砂ボコリを取り払い、戻ってきた選手に渡しました。
  これが、スポーツ。教育の手本なのですね。



◎不安解消・・・チョットした改善が

  昨年、成人病検診の結果と指導の説明会案内に「何が、どうして」の項目がないため、案内を受けた日から説明会当日まで「ヒョットしたら・・・では」という不安が先に立ちます。という、声をいただきました。早速担当にお願いした記憶があるがもう忘れていた。
  このたび、我が家に届いた検診結果説明会の案内書には、異常所見項目がわかりやすく記されていました。
  担当の職員、相手の身になって改善してくれたんですね。



◎8時間の賃金150円・・・足踏みが主流

  本町の杉目 直行さん。健康のゆるす限りはといって、海外の農業技術指導に長い間協力しています。
  このたび、ベトナムのフーホイ村からの便りによると、水稲の脱穀は足踏み式が主で、日本では考えられない板に打ちつけて落とす方法もまだ見受けられるという。
  農作業の賃金は8時間で150円だという。働く場が少ないそうで、それでもベトナムの女性は明るくて辛抱強いという。
  日本は恵まれていることがよくわかりますね。



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